薬の効果、副作用は実際に投薬しないとわからない

 線維筋痛症に有効と報告されている薬があります。しかし、最も有効な薬でさえ有効な確率は4割程度です。効果があるかどうかは実際にしないとわかりません。副作用が出るかどうかも実際に使用しないとわかりません。
 日本ではdrug challenge test(DCT)という方法がとられることがあります。点滴で薬を入れてそれにより痛みが減るかどうかで効果を判定する方法です。この方法は世界でほぼ日本に限定されて行われています。もしかすると世界でもしている医師はいるのかも知れませんが、英語論文にはほとんどなっていません。drug challenge testで分かることはその点滴が有効かどうかということのみです。点滴は多くても数回です。点滴で無効であっても内服を繰り返すと鎮痛効果が得られることがあります。DCTで無効であるからその薬の内服を試さないということがあります。これは適切ではないと思います。前述したように点滴で無効であっても内服を繰り返すと鎮痛効果が得られることがあります。
 私はDCTを全く行っていません。全身状態が悪くなった場合の対処ができないということもあります。点滴で無効であっても内服を繰り返すと鎮痛効果が得られることがあるわけですから、一つずつ内服薬を試すのであればDCTを行う意義を見出せません。DCTを行う時間があれば、別の仕事に時間を割きたいと考えています。
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by fibromyalgia11 | 2011-08-10 23:36 | FMの薬物治療総論
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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