人は自分に都合の悪いことは認めない

 人は自分に都合の悪いことは認めません。もちろん自分に都合の悪いことを認めることもありますがそれは例外と私は考えています。線維筋痛症を認めようとはしない医師は数知れず。というより線維筋痛症を認めている日本人医師はごく少数です。文盲の日本人医師はいないはずです。そのため、新聞、テレビ、インターネット、日本語医学雑誌で一度は「線維筋痛症」を見たり聞いたりしています。しかしそれでも線維筋痛症を認めて治療をしている医師はごく少数です。医師として社会的な地位が高いほど、歳をとるほど、いままで「身体表現性障害である」あるいは「気のせいである」と説明した回数が多いほど、線維筋痛症を認めることは困難です。
 一方、自分に都合の悪いことは認めないことは患者さんの側にも当てはまります。少なくとも私は「腰痛、肩こりから慢性局所痛症、慢性広範痛症を経由して線維筋痛症になる」と繰り返し発言しています。医学論文にもそれを書いています。それを読んでも通常肩こり、腰痛の人は自分は線維筋痛症の不全型(あるいはグレーゾーン)であることを認めようとはしません。かなり症状の強い人で慢性局所痛症、慢性広範痛症に該当する人もしばしば線維筋痛症の不全型(あるいはグレーゾーン)であることを認めようとはしません。線維筋痛症の不全型(あるいはグレーゾーン)人口の約2割が罹患していると推測されています。
 自分に都合の悪いことは認めないという点では医師も、患者も同様であると私は考えています。私自身にもその傾向はあり、常に自分自身を戒めています。
 
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by fibromyalgia11 | 2011-09-04 13:37 | FMの雑感
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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