医療用麻薬の使用の順番

 医療用麻薬はむやみに使用すべきではありません。適切な治療を1年以上行っても症状の改善が不十分な場合や、自殺しようなほど痛みが強い場合に限って使用すべきです。矛盾するようですが、必要と感じたら躊躇せず使用すべきです。
 癌ではない慢性痛に対して、現在医療用麻薬はトラムセット、10%コデイン、モルヒネ、デュロテップMTパッチが使用可能です。ただし、トラムセットは弱オピオイドであり、制度上麻薬扱いにはなっていません。
 コデインは体内でモルヒネに変化し、それにより鎮痛効果を発揮します。私はコデインが必要な人にはモルヒネを使用すればよいと考えコデインは使用していません。
 モルヒネ、デュロテップMTパッチ、トラムセットの順で使用が可能となりました。現在ではこれらをいずれも使用可能です。弱オピオイドであるトラムセットを最初に使用すべきです。デュロテップMTパッチは「他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る。」と記載されています。保険制度上はトラムセットから直接デュロテップMTパッチへ
変更可能かもしれませんが(これは私の個人的意見です)、モルヒネを経由してデュロテップMTパッチを使用することが妥当と思います。つまり、トラムセット、モルヒネ、デュロテップMTパッチの順で使用することが妥当と思います。10%コデインを使用する場合にはトラムセットとモルヒネの間に使用することが妥当と考えています。
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by fibromyalgia11 | 2011-09-07 01:16 | FMの薬物治療総論
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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