交感神経ブロックはSympathetically maintained pain の診断に有用か

Sympathetically maintained pain (SMP)。経験豊富な麻酔科医が19人の患者(SGBや胸部交感神経ブロック11人、腰部交感神経ブロック12人)。痛みの程度をブロック前、ブロック後10分、30分、1時間、3時間、6時間で調べた。両側の皮膚温をブロック前30分、ブロック後120分まで測定、冷却、加温、接触、振動刺激の閾値をブロック前後に調べた。結果:23回のブロック中10回(43%)ではSMPの診断には適さなかった(4回は皮膚温上昇が不十分、6回は痛い部位での冷却と接触の閾値が増加した)。11回のブロックでは感覚閾値は有意には変化せず。2人では冷却と接触の閾値が顕著に低下した。SMPは少なくとも1つのブロックにより併用した体性感覚ブロックなしで皮膚温の増加が起こった12人中1人(25%)で診断可能であった。結果:交感神経ブロックはSMPの診断に有用であった。しかし擬陽性(故意ではない感覚ブロック)や擬陰性(不十分な交感神経ブロック)の可能性があるためその価値は限定的。SMPの適切な診断を行うためには、ブロック後少なくとも90分間の交感神経機能と体性感覚機能の適切なモニターが必要。

Are Sympathetic Blocks Useful for Diagnostic Purposes?
Krumova EK, Gussone C, Regeniter S, Westermann A, Zenz M, Maier C.
Reg Anesth Pain Med. 2011 Sep 20. [Epub ahead of print]
[PR]

by fibromyalgia11 | 2011-09-27 20:48 | 複合性局所疼痛症候群
line

世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


by fibromyalgia11
line