臨床では偽薬を使用してはならない

 二重盲検法という研究において偽薬を使用することに何ら異論はありません。それに参加する人に偽薬を使用すること、約50%の確率で偽薬を飲むことを説明しているからです。
 しかし、臨床の場で、説明のないままに偽薬がしばしば使用されています。それは通常、慢性痛の患者さんに使用されています。胃薬やビタミン剤など副作用が少ない薬がしばしば使用されます。
 偽薬でも痛みが軽減することは事実です。しかし、これは許されないことです。
1:説明なく、偽薬を使用することは倫理的に許されません。「偽薬を使用するかもしれません:という説明をすれば許されます。
2:多くの場合、偽薬は一時的な効果(痛み止めとして使用する場合には鎮痛効果)しか得られません。痛みが持続すると脳が変性する可能性が高くなります。適切な鎮痛薬を使用すればしばしば痛みを持続的になくすことができます。100%の確率でなくすことはできませんが、偽薬を使用するより高頻度にそれができます。偽薬使用によりそのチャンスを失ってしまいます。
 痛みに対して偽薬を使用する医師はほとんどの場合、痛みに対する知識が大きく欠如しています。通常すべての痛みにロキソニン、ボルタレンを使用しています。侵害受容性疼痛にはロキソニン、ボルタレンは有効ですが、神経障害性疼痛にはそれらは通常無効です。
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by fibromyalgia11 | 2011-10-08 17:44 | FMの薬物治療総論
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