未成年者の頻回の引越しは線維筋痛症の危険因子かも

 未成年者の頻回の引越しは自殺の危険因子という報告がありました。自殺と慢性痛の危険因子は類似しています。線維筋痛症患者さんの子供時代の引越し歴を聞くと明らかに頻回の引越しをしたひとがいます。統計処理をしたわけではありませんが、もしかすると未成年者の頻回の引越しは線維筋痛症などの慢性痛の危険因子かもしれません。 
 確かに、子供にとって引越しは精神的ストレスです。転校を伴うことが多いため、余計に精神的ストレスになります。日本でも文化圏が異なる地域間の引越しは子供にとって強烈なストレスです。まず、言葉をバカにされます。都会から田舎の中学校に転校した患者さんは、疎外感が強かったとのことです。親が離婚をした場合には、通常引越しが起こります。その場合には通常の引越し以上の精神的ストレスが加わります。理由は不明ですが、離婚して引っ越すとその後も引越しが多いような気がしています。都会の中学校に行くために、中学校から寮生活をすることも精神的ストレスと思います。
 強烈な引越しもあります。敗戦後満州から日本へ引っ越した人もいました。これは引越しというより日本への引き上げです。疎開も引越しです。戦時中、都会の子供を空襲から守るため田舎へ学校ごと移転したことが疎開です。空襲で家が焼けて引っ越したという人もいました。広島では原爆があったため引越しせざるを得ない人が多数いました。
 今回の地震、津波、原発事故により身内が死亡したり引越しを迫られた人が多数います。身内の死亡は強烈な精神的ストレスです。
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by fibromyalgia11 | 2011-10-25 22:10 | FMの疫学
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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