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認知症のある患者さんの痛みの治療は困難

 認知症患者さんの痛みをとることは必要です。しかし、それが困難なことは事実です。
 線維筋痛症に限らず神経障害性疼痛の治療において患者さん自身の痛みの評価が絶対です。高血圧であれば血圧が、糖尿病であれば血糖値やHbA1Cが分かれば患者さんの訴えがなくてもある程度の治療は可能です。しかし、痛みは患者さん自身の訴えがすべてです。そのため、認知症のある患者さんの治療は困難になります。基本的には薬を飲む前、あるいは増量する前との比較で痛みが軽減したか、不変かを尋ねています。しかし、認知症のある患者さんの場合、家族に尋ねることもあります。場合によっては「痛い」と言う言葉の回数の増減を看護師や介護士に尋ねて、それにより薬を調整する場合もあります。
 

by fibromyalgia11 | 2011-11-08 23:49 | その他の疼痛
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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