三環系抗うつ薬の方がSSRIより使いやすい

 三環系抗うつ薬は副作用が多く使いにくいと言われますが、私は使いやすいと考えています。副作用の頻度の点では三環系抗うつ薬とSSRIには差がありません。三環系抗うつ薬の主な副作用は、眠気、ふらつき、喉の渇き、排尿障害、便秘、動悸です。それらの副作用は気がつかれやすく、薬を中止すればすぐに副作用はなくなります。一方SSRIには性機能障害や骨粗しょう症、衝動性(自殺や殺人)の副作用が多いのです。約4割の人に性機能障害があると言う報告もあります。性機能障害や骨粗しょう症の副作用は気がつかれにくいのです。また、骨粗しょう症の副作用が分かるまでには何年も投薬していることになります。そのため、骨粗しょう症の副作用が判明した場合、薬を中止しても骨粗しょう症は改善しません。SSRIによる性機能障害は半年以上続くこともあります。場合よっては半永久的に続く可能性さえあります。衝動性(自殺や殺人)の副作用はすぐに気がつかれますが、それが実行されれば薬をやめても死人は生き返りません。自殺よりも殺人の方がさらに忌まわしい副作用です。衝動性(自殺や殺人)の副作用は子供のみならず40歳以上の人にも起こります。
 私にとっては、副作用に気がつかれやすく、薬をやめればたちどころに副作用がなくなる三環系抗うつ薬の方が使いやすいのです。もちろん三環系抗うつ薬にも性機能障害、衝動性(自殺や殺人)の副作用はありますがSSRIよりは少ないと考えています。今後、三環系抗うつ薬の鎮痛効果と同程度の鎮痛効果をもつSSRIが開発されても性機能障害や骨粗しょう症の副作用の頻度が同じ程度であれば、私は三環系抗うつ薬を優先使用します。
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by fibromyalgia11 | 2011-11-09 19:45 | 抗うつ薬
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