抗うつ薬による術中出血量の増加

1人の術者が1か所で行った待機的脊椎固定術を受けた1,539人の患者を対象にした後ろ向き症例対照研究。そのうち213人が抗うつ薬を使用し、1,326人は使用していなかった。抗うつ薬を使用していた者のうち37人は除外基準のため除外し、残りの176人を含めた。176人全員は術前に少なくとも2週間間は抗うつ薬使用。2:1の割合になるように、同時期に同じ術者が手術を行った 1,326人から352人を無作為に選んだ。術中の出血が一次的な評価であり、抗うつ薬群と対照群、およびserotonergic (SSRIs or SNRIs) またはnon-serotonergic抗うつ薬を比較した. 他の変数として入院期間、手術のカテゴリーも別々に解析。結果: 抗うつ薬群の平均出血量は298ccであり, 手技やレベルを一致させた対照群の241ccより23%多い (p=0.01). serotonergic抗うつ薬を内服する患者は条件を一致させた対照群より有意に出血量が多い (334vs. 241cc, p=0.015)。前方椎間板切除と固定術、腰椎のインストロメント使用の固定術、あるいは前方/後方腰椎固定術で出血量に差あり。bupropion使用者の出血量 (708cc, p=0.023) は対照群より有意に多い。抗うつ薬使用者は非使用者に比べて平均入院期間が33.3%長い (各々平均4日vs. 3日, p=0.0001)。全例で臨床的に出血量が増えるわけではないが、抗うつ薬は脊椎手術の出血を増やすかもしれない。前方/後方腰椎固定術では術中の出血量は対照群の2.5倍。

Eur Spine J. 2012 Jan 31. [Epub ahead of print]
Antidepressants and the risk of abnormal bleeding during spinal surgery: a case-control study.1請求
Sayadipour A, Mago R, Kepler CK, Chambliss RB, Certa KM, Vaccaro AR, Albert TJ, Anderson DG.
Division of Spinal Surgery, Department of Orthopaedic Surgery, The Rothman Institute, Thomas Jefferson University, 925 Chestnut St, 5th floor, Philadelphia, PA, 19107, USA, amiralisayadi@yahoo.com
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by fibromyalgia11 | 2012-02-04 15:42 | 抗うつ薬
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