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線維筋痛症の多くの治療は有効時間のみ有効

 線維筋痛症に有効という治療の多くは各治療の有効時間のみの有効性しかありません。鍼、マッサージ、整体、交感神経ブロック、トリガーポイントブロックなどです。何度繰り返しても一時的な鎮痛効果のみで永続的な鎮痛が得られない場合もあります。その場合にはそれを認識する必要があります。つまり生涯その治療を受ける必要があるということです。トリガーポイントブロックや交感神経ブロックを生涯受けることは有害です。鍼、マッサージ、整体を生涯受けるのであれば費用を計算する必要があります。交感神経ブロック、トリガーポイントブロックには線維筋痛症に有効という長期間の研究は私が知る限りありません。
 私が治療の中心としている薬物治療においても多くの場合、有効時間のみの有効性しかありません。薬を中止しても痛みが出ない状態になる、つまり治癒する人は、線維筋痛症では1割以下です。つまり、9割以上の線維筋痛症患者さんは生涯投薬が必要になります。薬物治療の場合毎日内服可能である点は有利です。また、鍼、マッサージ、整体よりは安価である場合が多いのです。
 線維筋痛症にまでなると、治癒しないまでも薬を飲み続けていれば自覚的な痛みが50%以上軽減すれば治療が上手くいったと見なした方がよいと思います。

by fibromyalgia11 | 2012-03-13 21:45 | FMの治療総論
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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