線維筋痛症の多くの治療は有効時間のみ有効
私が治療の中心としている薬物治療においても多くの場合、有効時間のみの有効性しかありません。薬を中止しても痛みが出ない状態になる、つまり治癒する人は、線維筋痛症では1割以下です。つまり、9割以上の線維筋痛症患者さんは生涯投薬が必要になります。薬物治療の場合毎日内服可能である点は有利です。また、鍼、マッサージ、整体よりは安価である場合が多いのです。
線維筋痛症にまでなると、治癒しないまでも薬を飲み続けていれば自覚的な痛みが50%以上軽減すれば治療が上手くいったと見なした方がよいと思います。