線維筋痛症における抗鬱薬の効果,メタ解析

2010年12月30日までの論文。SNRIs を使用した1481/3528 (42.0%) と偽薬を使用した737/2304 (32.0%) は痛みが30% 減少し (NNT 10.0; 95% CI 8.00-13.4; I2=4%)。副作用による脱落のRR は1.83 (95% CI 1.53-2.18; I2=33%)。痛み、睡眠、健康に関連した生活の質におけるSSRIs のStandardized mean differences (SMD)は有意。Cohen's categoriesに基づくと, 痛み、睡眠、健康に関連した生活の質における効果の大きさは小さく睡眠のそれは相当なものである。SSRIs を使用した72/198 (36.4%) と偽薬を使用した40/194 (20.6%) は痛みが30% 減少した (NNT 6.3; 95% CI 4.1-14.1)。副作用による脱落のRR は1.60 (95% CI 0.84-3.04; I2=0%)。痛み、睡眠、疲労、健康に関連した生活の質に関するTCAsのSMDs は有意。Cohen's categoriesに基づくと、痛みと睡眠の効果の大きさは中等度であり、疲労と健康に関連した生活の質のそれは小さい。TCAsを使用した140/290 (48.3%) と偽薬を使用した 70/252 (27.8%)は痛みが30%軽減した(NNT 4.9; 95% CI 3.5- 8.0)。副作用による脱落のRR は0.84 (95% CI 0.46, 1.52; I2=0%). まとめTCAであるamitriptylineとSNRIsであるduloxetineとmilnacipranはFMS治療の第一選択。少数の患者は副作用がないかわずかでありかなり症状が改善する。しかし、かなりの数の患者は耐えられない副作用あるいは副作用にまさるほどではないわずかの有効性のために脱落する。

CNS Drugs. 2012 Apr 1;26(4):297-307. doi: 10.2165/11598970-000000000-00000.
The role of antidepressants in the management of fibromyalgia syndrome: a systematic review and meta-analysis.
Häuser W, Wolfe F, Tölle T, Uçeyler N, Sommer C.
Department of Internal Medicine I, Clinical Center Saarbrcken, Saarbrcken, Germany.
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by fibromyalgia11 | 2012-03-29 20:57 | FMの薬物治療総論
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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