慢性疲労症候群とMyalgic Encephalomyelitisを区別すべき

Myalgic Encephalomyelitis (ME), Chronic Fatigue Syndrome (CFS) およびchronic fatigue (CF)の診断、分類には議論あり。労作後倦怠感(Post-exertional malaise: PEM) が主要な症状として強調される。この研究はPEM のあるなしの、CF およびCFS, が独立した疾患であるかどうかを調べた。CFS144人の診断はFukuda's 基準で行った。0と6の間でPEMを評価。CFS患者は24時間以上続くPEM (labeled: ME) とPEMのないもの (labeled: CFS)に分けた。12項目のFibromyalgia and Chronic Fatigue Syndrome (FF) Rating Scaleで疾患の強度を評価。血漿interleukin-1 (IL-1), tumor necrosis factor (TNF)α, およびlysozyme, および血清neopterinを外部の有効な基準として使用。疲労、主観的な感染の感覚やPEMから判断するとME, CFS, およびCFは独立したカテゴリー。CFS患者に比べるとME患者は有意に集中力障害の点数が高く主観的な感染の経験が多く、IL-1, TNFα, およびneopterinレベルが高い。 これらのバイオマーカー(生態指標)はCF患者よりME患者や CFS患者で有意に高い。Fukuda's基準はME/CFSと CFを区別するために適切, しかしME/CFS 患者は(PEMを伴った)ME と(PEMを伴わない) CFSに細分化すべき。

Psychiatry Res. 2012 Apr 20. [Epub ahead of print]
Myalgic Encephalomyelitis (ME), Chronic Fatigue Syndrome (CFS), and Chronic Fatigue (CF) are distinguished accurately: Results of supervised learning techniques applied on clinical and inflammatory data.
Maes M, Twisk FN, Johnson C.
Maes Clinics @ TRIA, Piyavate Hospital, 998 Rimklongsamsen Road, Bangkok 10310, Thailand.

 抄録を読んだだけではMyalgic Encephalomyelitis (ME)の診断基準がよくわからないのですが、慢性疲労症候群とMEは同一ではないとこの著者は主張しています。その説が正しいかどうかは別として、私は Chronic Fatigue Syndrome (CFS)をMyalgic Encephalomyelitis (ME)と改名する動きには反対です。Myalgic Encephalomyelitis とは病名の最後にitisが入っているため、炎症を意味します。慢性疲労症候群患者全員に炎症があるという具体的な確固たるデータはありません。Chronic Fatigue Syndromeを改名するのであればitisの入らない病名、たとえばMyalgic Encephalomyelopathyにすべきです。
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by fibromyalgia11 | 2012-04-28 11:42 | 慢性疲労症候群
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