リリカ線維筋痛症への適用により状況悪化

 ファイザー、「リリカ カプセル」の線維筋痛症に伴う疼痛の新効能承認を取得。
 実におめでたい話なのですが、実質的には状況は悪化してしまいました。今までリリカは末梢性神経障害性疼痛(上限量600mg/日)に適用がありました。今回線維筋痛症に適用が通りました。ただし、上限量が450mg/日なのです。今までは病名を末梢性神経障害性疼痛とすれば600mg/日まで使用できていたのです。しかし、今回、線維筋痛症への適用が承認されたため上限量が450mg/日に減ってしまいました。そのため、今まで450mgを越える投与量が許されていた人は450mg/日に投与量が減らされてしまいます。
 私の病院では主病名「線維筋痛症」、副病名「末梢性神経障害性疼痛」で保険請求を行ってきました。これにより最高600mgまでの使用が可能でした。今後は主病名「線維筋痛症」、副病名「末梢性神経障害性疼痛」では上限量が450mg/日までしか認められない可能性があります。その場合、対処方法は二通りです。①450mgを超える投与はあきらめる。②「線維筋痛症」という病名を付けず、「末梢性神経障害性疼痛」という病名のみを付けて450mgを超える投与を行う。
 「あなたは線維筋痛症なので1日450mgまでしか投与できなくなりました。残念ですが投与量を減らします。」という対応をとる医療機関が出ると思います。1日450mg以下の投与量であれば問題はないのですが1日450mgを超える場合には大問題になります。
 今回の件は線維筋痛症にとって1歩前進、2歩後退です。
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by fibromyalgia11 | 2012-06-25 20:51 | FMの薬物治療各論
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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