日本ペインクリニック学会、日本整形外科学会への要望


ツイッターに以下のような投稿がありました。

ブレイシア ‏@letitbe0401
整骨院や整体が乱立し、年々保険の医療費がかさむと医師会がいうけど、医師で痛みに向き合う治療をしてくれる所がない。ペインクリニックでさえ線維筋痛症の治療も無知で、ブロック注射工場。代替医療に患者が頼るのか、考えて欲しい

 医師会というより整形外科医あるいは整形外科医の団体(日本整形外科学会など)というべきかもしれません。
 線維筋痛症患者さんは通常整形外科を受診します。整形外科は「腰痛、肩こりは整形外科領域である。」と考えています。私の柔道整復師や整体に対する意見は多くの整形外科医と同意見です。しかし、他の患者さんからこのような意見が出ていることは事実です。整形外科が柔道整復師や整体を敵視していることは事実ですが、慢性痛、特に線維筋痛症やそのグレーゾーンに苦しむ患者さんを精神的に痛めつけている整形外科医は少なくありません。日本整形外科学会の学術集会に2回、線維筋痛症の演題を出しましたが「そんなインチキな病気は存在しない。」という趣旨の質問が多数出ました。その他の面でも日本整形外科学会あるいは整形外科医は線維筋痛症を意図的に無視しています。また、日本整形外科学会あるいは整形外科医は柔道整復師や整体を敵視しています。私は柔道整復師や整体を擁護するつもりはありません。しかし、現状では整形外科医は線維筋痛症やそのグレーゾーンの患者さんを痛めつけています。疾病利得や心因性疼痛という説明をしばしば行い、患者さんを痛めつけています。柔道整復師や整体はそれをしていません。有効な治療を行っているかどうかは別ですが。柔道整復師や整体を敵視しても、現状では日本国民の支持は得られません。柔道整復師や整体を敵視するのであれば線維筋痛症やそのグレーゾーンに対して適切な治療を行うべきです。柔道整復師や整体を敵視しても、現状では日本国民の支持は得られません。日本国民の支持を得られなければ、柔道整復師の不正請求問題を追及しても、日本国民には自分たちの収益を増やしたいだけであると思われてしまいます。
 ペインクリニック医は「痛みの専門家はペインクリニック医である。」という自負を持っています。しかし多くの患者さんから「ペインクリニック医は神経ブロックの専門家ではあるが痛みの専門家かどうかは疑わしい。」という意見が出ています。痛みに関する知識は他の診療科より豊富なことは事実です。しかし、ブロックが無力な痛みの治療には少し弱いところがあります。ペインクリニック医の団体である日本ペインクリニック学会は少し線維筋痛症に関心を持っています。日本ペインクリニック学会の学術集会で私が線維筋痛症の演題を出してもさすがに「そんなインチキな病気は存在しない。」という趣旨の質問は一つもありません。学術集会のリフレッシャーコースで線維筋痛症の講演があります。しかし、一般演題では私と特定の鍼灸師以外はほとんど線維筋痛症の発表はありません。日本ペインクリニック学会では私一人が線維筋痛症と騒いでいるように感じています。残念なことですが、一部の例外を除き、ペインクリニック医はあまり線維筋痛症やそのグレーゾーンに興味を持っていません。日本線維筋痛症学会では整形外科医の発表は少しありますが、ペインクリニック医の発表は皆無に近いのです。最近、日本ペインクリニック学会は心因性疼痛単独の痛みが存在することを公式に発表しました。線維筋痛症は従来心因性疼痛と診断され、患者さんは精神的に痛めつけられてきました。今後は心因性疼痛あるいは身体表現性障害と診断して患者さんを痛めつけるペインクリニック医がいるかもしれません。日本ペインクリニック学会は「患者さんが痛いと言ったら痛いのだ。」という鉄則を捨てたようです。2012年8月末に国際疼痛学会の学術集会がミラノであります。国際疼痛学会の学術集会では線維筋痛症の演題が数多く発表されており、そこでは私の意見(もともと私は世界標準の痛みの概念を言っているだけですが)が多数派になります。多くのペインクリニック医が2012年8月末の国際疼痛学会の学術集会に参加します。日本のペインクリニック医はそこで線維筋痛症を学んでほしいと思います。
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by fibromyalgia11 | 2012-08-20 00:40 | FMの雑感
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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