妊娠希望のCRPS患者への脊髄電気刺激

妊娠するために投薬を中止したい右下肢のCRPS女性が脊髄電気刺激器(spinal cord stimulation system:SCS)の植え込みを受けた。Th(10-11)の硬膜外腔に電極リード線を挿入し、傍正中法でL(2-3)に達する, そしてパルス発生器を左臀部に植える。彼女は 24時間のSCSを受ける。何回かの化学的流産を受けた後、人工授精により妊娠。脊椎麻酔下に帝王切開を受け平穏な出産を行った。妊娠を希望するCRPS患者で SCS systemを植え込む場合には、将来の帝王切開時の腰椎麻酔あるいは硬膜外麻酔に備えて電極リードを下位胸椎の硬膜外腔から上位腰椎レベルまで入れる。妊娠中の腹部の拡大によるSCS systemの障害に備えてパルス発生器は臀部に植える。 我々は電磁場や骨盤内臓器の血流の変化による副作用を心配するが, 患者はうまく出産した。 出産を希望するCRPS患者にはSCSは優れた選択肢。

J Anesth. 2012 Aug 15. [Epub ahead of print]
Spinal cord stimulation for a woman with complex regional pain syndrome who wished to get pregnant.
Ito S, Sugiura T, Azami T, Sasano H, Sobue K.
Department of Anesthesiology and Medical Crisis Management, Nagoya City University Graduate School of Medical Sciences, 1 Kawasumi, Mizuho-cho, Mizuho-ku, Nagoya, Aichi, 467-8602, Japan,

名古屋市立大学麻酔科からの報告
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by fibromyalgia11 | 2012-09-29 20:08 | 複合性局所疼痛症候群
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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