抗不安薬により認知症になりやすい


 知症がなく経過観察後少なくとも3年間はBZDを内服していない1063人の男女 (平均年齢78.2歳)。認知症は神経科医が確認。結果:15年間のうち253人に認知症が確認。BZDの新規使用は認知症の危険性の増加と関連する (多変量での修正hazard ratio 1.60, 95% confidence interval 1.08 to 2.38). 感度解析によると抑うつ症状の存在は同程度の関連あり(hazard ratio 1.62, 1.08 to 2.43). 二次的な解析を行うと経過観察中にBZDを開始した人では認知症の発生と関連する。新規BZD使用者の5つのコホートの統合のhazard ratioは 1.46 (1.10 to 1.94). 補助的なnested case-control 研究によると以前BZDを使用していたことは全く使用していないことに比べると認知症の危険性を約50%増加させる (adjusted odds ratio 1.55, 1.24 to 1.95). この結果は過去の使用者(odds ratio 1.56, 1.23 to 1.98)や最近の使用者(1.48, 0.83 to 2.63)でも同様であるが、過去の使用者のみが有意である。

BMJ. 2012 Sep 27;345:e6231. doi: 10.1136/bmj.e6231.
Benzodiazepine use and risk of dementia: prospective population based study.
Billioti de Gage S, Bégaud B, Bazin F, Verdoux H, Dartigues JF, Pérès K, Kurth T, Pariente A.
Université Bordeaux Segalen, F-33000 Bordeaux, France.

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by fibromyalgia11 | 2012-10-14 18:37 | 抗不安薬の常用量依存
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