日本人線維筋痛症患者へのリリカの効果

FM患者の痛みを軽減するためのpregabalinの効果と安全性を評価するために日本の44のセンターで無作為振り分け、二重盲検、多施設、偽薬対照研究。FMの基準に該当する18歳以上の患者 を15週間のpregabalin(150 mg/日で開始し300 又は450 mg/日で維持する)又は偽薬に無作為に振り分ける。 効果の一次的な評価項目は最終段階の平均痛み点数。二次的な評価項目には睡眠、肉体機能、および生活の質のPatient Global Impression of Change (PGIC)を含む。結果: 498人の患者 (89%が女性) が無作為にpregabalin (n = 250) または偽薬 (n = 248)に振り分けられる. 最終評価段階でPregabalinは有意に平均痛み点数を減少させた (偽薬と比較して治療前からの平均変化の差0.44; P = 0.0046) および研究中の各週においてPregabalinは有意に平均痛み点数を減少させた (P < 0.025)。偽薬に比べてpregabalinは中心となる二次的な評価項目を有意に改善させた, 具体的にはPGIC (症状が"very much improved" または"much improved"と報告された割合はプレガバリン38.6% vs 偽薬6.7%; P = 0.0078); 痛みのVAS(偽薬と比較して治療前からの平均変化の差6.19; P = 0.0013); FIQの総点数 ( 3.33; P = 0.0144); および睡眠の質の点数 ( 0.73; P < 0.0001). 治療には全般的に耐えられ, 眠気とめまいが最も頻繁に報告された副作用.まとめ:この研究は450 mg/日までのpregabalinは日本のFM患者の痛みの改善に有効であることを示す。

Arthritis Res Ther. 2012 Oct 12;14(5):R217. [Epub ahead of print]
A randomized, double-blind, multicenter, placebo-controlled phase III trial to evaluate the efficacy and safety of pregabalin in Japanese patients with fibromyalgia.
Ohta H, Oka H, Usui C, Ohkura M, Suzuki M, Nishioka K.


 線維筋痛症に対して日本人でリリカの有効性が証明されました。非常に意義のある論文です。しかし450mgまでです。今までは末梢神経障害性疼痛と病名を付ければ600mgまで使用できていました。500mgを超えて初めて鎮痛効果が得られる患者さんもいます。線維筋痛症の診断にこだわると450mgまでしか使用できません。
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by fibromyalgia11 | 2012-10-16 22:51 | FMの薬物治療各論
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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