コクラン。トリプタノールは神経障害性疼痛や線維筋痛症の第一選択ではない


コクラン。2012年9月まで。慢性神経障害性疼痛またはFMに対して無作為振り分け、二重盲検で少なくとも4週間投薬した研究。2人が独自に調査。結果: 21の研究 (1437人の参加者); 15人から 235人の参加者がおり, 100人を超えた研究は4つのみ, 参加者の平均は44人. 研究期間の中央値は6週. 10の研究はクロスオーバー. Amitriptyline投与量は 25 mgと125 mgの間であり, 投与量の増加は一般的。amitriptylineには神経障害性疼痛またはFMの治療において最高段階のエビデンスはない。第二段階のエビデンスにより癌に関連したneuropathic pain 又はHIV-に関連したneuropathic painにはエビデンスがない, しかし有痛性糖尿病性神経障害(painful diabetic neuropathy:PDN), 混合した神経障害性疼痛(mixed neuropathic pain), およびFMにはいくらかのエビデンスがある。典型的な神経障害性疼痛であるPDN, 帯状疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN) および脳卒中後神経痛とFMの合併には、8つの研究687人の参加者による第二段階のエビデンスがあり, かなり有意な恩恵がある, (risk ratio (RR) 2.3, 95% confidence interval (CI) 1.8 to 3.1)でありNNTは 4.6 (3.6 to 6.6)。たとえかなり偏ったデータを用いても、わずかに38%の患者がamitriptylineにより恩恵を受け、偽薬では16%が恩恵を受け; 大部分の患者は適切な鎮痛がない。amitriptylineの潜在的利益は効果がないことによる脱落の率が低いことであり; amitriptylineでは効果がないことによる脱落は8/153 (5%)であり、偽薬では14/119 (12%)。多くの参加者が少なくとも1つの副作用を経験し; amitriptylin内服者の64%と偽薬内服者の40%が経験する. RR は1.5 (95% CI 1.4 to 1.7)であり、NNH(有害者が一人出るのに必要な患者数)は4.1 (95% CI 3.2 to 5.7)。副作用頻度とすべての原因による脱落には有意差なし。結論: Amitriptylineは長年神経障害性疼痛の第一選択であった。その効果を支持する偏りのないエビデンスがないとうい事実には失望するが、多くの神経障害性疼痛やFM患者の成功した治療の10年間とバランスを保つべきである。Amitriptylineは神経障害性疼痛やFMの治療の一部として使用され続けられるべきであるが、わずかの患者しか十分な鎮痛を得られない。
Cochrane Database Syst Rev. 2012 Dec 12;12:CD008242. doi: 10.1002/14651858.CD008242.pub2.
Amitriptyline for neuropathic pain and fibromyalgia in adults.
Moore RA, Derry S, Aldington D, Cole P, Wiffen PJ.
Source
Pain Research and Nuffield Department of Clinical Neurosciences, University of Oxford, Pain Research Unit, Churchill Hospital, Oxford, Oxfordshire, UK, OX3 7LE.
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by fibromyalgia11 | 2012-12-16 01:00 | FMの薬物治療各論
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