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線維筋痛症に対する水中訓練の総説:コクラン

成人FM患者における水中訓練のコクラン。系統的総説。2つ以上の研究があればメタ解析。16の水中訓練の研究 (N = 881; 866人の女性と15人の男性 women and 15 men). 9つの研究は水中訓練と対照群を比較,5つの研究は水中訓練と陸上訓練の比較、2つの研究は水中訓練と別の水中訓練の比較。無作為な選択(選択の偏り), 不完全な結果のデータ (脱落の偏り),選択した報告(報告の偏り), 結果のブラインドの評価者(発見の偏り), およびその他の偏りに関連した偏りの危険性を評価。水中訓練と対照群の比較:主要な評価すべてで有意な改善(P value < 0.05). 100点の尺度に基づくと,水中訓練は対照群に比べて、多次元の機能は6単位改善(MD -5.97, 95% CI -9.06 to -2.88; number needed to treat (NNT) 5, 95% CI 3 to 9), 自己報告の身体機能は4単位改善(MD -4.35, 95% CI -7.77 to -0.94; NNT 6, 95% CI 3 to 22), 痛みは7単位改善(MD -6.59, 95% CI -10.71 to -2.48; NNT 5, 95% CI 3 to 8), こわばりは18単位改善 (MD -18.34, 95% CI -35.75 to -0.93; NNT 3, 95% CI 2 to 24)。対照群と比較して膝伸展と握力としての筋力のstandardized mean differences (SMD) は0.63標準偏差ほど高い (SMD 0.63, 95% CI 0.20 to 1.05; NNT 4, 95% CI 3 to 12) そして心血管最大下機能は6分間歩行テストで37m改善 (95% CI 4.14 to 69.92)。こわばりと筋力の二つの結果のみmet the臨床的な関連が15% threshold (各々27% と37% 改善). 脱落は水中訓練群と対照群で同様であり副作用はほとんど報告されておらず、深刻な副作用は報告されていない。水中訓練と陸上訓練の比較:両群の間では有意な差はない:多次元の機能、自己報告の身体機能、痛み又はこわばりは各々0.91単位(95% CI -4.01 to 5.83), -5.85単位 (95% CI -12.33 to 0.63), -0.75 単位(95% CI -10.72 to 9.23), および2単位(95% CI -8.88 to 1.28) (すべて100点の尺度), 又は最大下心呼吸機能(100m歩行テストで3秒, 95% CI -1.77 to 7.77)。両群の筋力には有意差があり、陸上訓練の方が優れている(2.40キロパスカルの握力, 95% CI 4.52 to 0.28). None of the outcomes in the 水中訓練と陸上訓練の結果の比較では臨床的に関連のある差が15%. 脱落は水中訓練群と陸上訓練群で同程度であり、副作用はほとんど報告されておらず、深刻な副作用は報告がない. 水中訓練と別の水中訓練の比較:(Ai Chi versus 水中でのストレッチング, プールでの訓練versus海水中での訓練)。主要な結果のうちで両群で有意差があるものはこわばりであり、Ai Chiの方が優れている (100点の尺度で1.00, 95% CI 0.31 to 1.69).
Cochrane Database Syst Rev. 2014 Oct 28;10:CD011336. [Epub ahead of print]
Aquatic exercise training for fibromyalgia.
Bidonde J1, Busch AJ, Webber SC, Schachter CL, Danyliw A, Overend TJ, Richards RS, Rader T.
•1Community Health & Epidemiology, University of Saskatchewan, 107 Wiggins Rd, Saskatoon, SK, Canada, S7N 5E5.

by fibromyalgia11 | 2014-11-02 10:50 | FMの非薬物治療
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


by fibromyalgia11
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