月経困難症に対するNSAIDの有効性


コクラン。一次性月経困難症の治療におけるNSAIDsの効果と安全性を調べた。 2015年1月まで。一次性月経困難症の治療におけるNSAIDsと偽薬あるいはその他のNSAIDs又は paracetamolを比較した無作為振り分け研究(randomised controlled trial:RCT)。主要な結果: 80の無作為振り分け研究 (5820人の女性). 20の異なるNSAIDs (18の非選択的および2つのCOX-2-specific) を偽薬、paracetamol又はその他のNSAIDsと比較. NSAIDsと偽薬を一次性月経困難症の女性で比較すると, NSAIDsは偽薬より鎮痛に有効 (OR 4.37, 95% CI 3.76 to 5.09; 35 RCTs, I2 = 53%, 質の低いエビデンス). 偽薬を内服した女性の18%は中等度から強度の鎮痛を達成し, NSAIDs内服者では45%から53%がそうであった.しかし, NSAIDsは副作用が多かった(全般的な副作用: OR 1.29, 95% CI 1.11 to 1.51, 25 RCTs, I2 = 0%, 質の低いエビデンス; 胃腸の副作用: OR 1.58, 95% CI 1.12 to 2.23, 14 RCTs, I2 = 30%; 神経的副作用: OR 2.74, 95% CI 1.66 to 4.53, 7つのRCTs, I2 = 0%, 質の低いエビデンス). The evidence suggests that if 10% of women taking placebo experience side effects, between 11% and 14% of women taking NSAIDs will do so. NSAIDsとその他のNSAIDsの比較:NSAIDs をその他のNSAIDs を比較すると、鎮痛や安全性の点ではどれが優れているかどうかはほとんどエビデンスがなかった。それらの差を検出するエビデンスはほとんどないが、大部分の個々の比較は大変小さい研究に基づいている。非選択的NSAIDs versus COX-2-選択薬:2つの研究のみがCOX-2-特異的阻害薬(etoricoxib and celecoxib)使用. COX-2-特異的阻害薬が従来のNSAIDs よりも月経困難症の治療において効果があるまたは耐用性があるというエビデンスはない; しかしデータは大変乏しい. NSAIDsと paracetamolの比較:NSAIDsはparacetamolよりも鎮痛効果があるようだ(OR 1.89, 95% CI 1.05 to 3.43, three RCTs, I2 = 0%, 大変低いエビデンス)。データは大変乏しいが副作用に関しては差があるというエビデンスはない。大部分の研究は商業的に資金を提供された (59%); さらに31%は財源の出所を述べていない.著者の結論:NSAIDsは月経困難症の治療に大変有効なようであるが、それを使用する女性は副作用のかなりの危険性があることを知っておく必要がある。どのNSAIDが最も安全で最も有効な月経困難症の治療であるのかに関しては不十分なエビデンスしかない。研究方法の報告が悪いことが主因となり、大部分の比較はエビデンスの質が低いと評価した。
Cochrane Database Syst Rev. 2015 Jul 30;7:CD001751. [Epub ahead of print]
Nonsteroidal anti-inflammatory drugs for dysmenorrhoea.
Marjoribanks J1, Ayeleke RO, Farquhar C, Proctor M.
•1Department of Obstetrics and Gynaecology, University of Auckland, Park Rd, Grafton, Auckland, New Zealand, 1003.
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by fibromyalgia11 | 2015-08-05 15:43 | アセトアミノフェン、NSAID
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