慢性疲労症候群は感染症という説


臨床的、免疫的、および疫学的エビデンスは以下の仮説を支持する: ME/CFSは感染性の疾患; 因果関係を示す病原体が患者の中にある; 病原体は因果関係のある接触により伝染する; 宿主の要因が疾患への感染しやすさを決定する; そして病原体をまき散らすかもしれない健常な保因者が存在する. ME/CFSは全体的には散発例として風土性であり時には集団で大流行する(伝染病). 集団での大流行は伝染性の病原体をほのめかす。当然のインフルエンザ様の発症は大流行患者と多くの散発性の患者で起こる感染疾患に類似する. 散発性患者の免疫反応はその他の感染疾患での免疫反応に類似する。大流行における二次性患者の所見で伝染病であることが示され,散発的な患者の遺伝子的に関連のない密接な接触(配偶者/パートナー)におけるME/CFSの有病率はコミュニティーのそれより高いことで示された. 不全型症例, sub-clinical(不顕性の)症例,およびキャリアの状態の個人が大流行では見られる. ME/CFSの慢性期は特に感染性ではないようだ. 患者と接触した健常者の幾人かは患者の免疫反応と同様の免疫反応を示し、同じ抗原 (病原体)にさらされたことを示す. 症状の慢性化、免疫系の変化、および二次症例の発生は因果関係のある病原体の残留を示す。ME/CFS発症を予測する危険因子は: ME/CFS患者と密接な家族;遺伝的な要因; 女性;年齢; 安静/活動性; ストレスまたは毒素への以前の暴露; ME/CFS発症前の様々な感染性疾患; 医療従事者の職業的な暴露. この仮説は、ME/CFS患者は血液や組織を提供すべきではなく、患者の血液や組織を取り扱う時には注意すべきことを暗示する. 病原体がME/CFSを引き起こすことは示されていない。仮説の確認には因果関係のある病原体の同定が必要。研究は知られていない又はしられている病原体に焦点を当てるべき。因果関係のある病原体の発見は診断を助ける; バイオマーカーの発見を助ける; 抗微生物治療の開発を助ける; 予防法を示す; 病態生理学の所見を説明する; 症状の妥当性に関して患者に再確認する。
Med Hypotheses. 2015 Oct 19. pii: S0306-9877(15)00382-5. doi: 10.1016/j.mehy.2015.10.011. [Epub ahead of print]
Myalgic encephalomyelitis, chronic fatigue syndrome: An infectious disease.
Underhill RA.
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by fibromyalgia11 | 2015-12-01 20:31 | 慢性疲労症候群
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