PPIにより脳梗塞が起こりやすくなる

方法:これは20歳以上の者を含んだTaiwan National Health Insuranceのデータベースを用いた後ろ向きの全国研究。傾向点数をマッチさせた解析で、傾向点数をマッチさせたPPI非使用の対照群と1:1の割合で比較した。以前脳卒中になった又はindex date開始日以前に入院した患者は除外。一次的な結果の計測は120日間の経過観察期間で虚血性脳卒中の一次的な診断での入院。nestedcase-control デザインを選択した平行分析を行った。index date以前のPPI使用に焦点を置いた比例ロジスティック回帰解析を用いて、最初の虚血性脳卒中により入院した患者を同定しマッチさせた対照群と比較した。結果:傾向点数をマッチさせた解析には、198,148例の PPI使用期間とPPI非使用の対照期間を含む。 PPI使用は虚血性脳卒中による入院の危険性を増加させ、そのハザード比は1.36 (95%信頼区間 (CI) 1.14-1.620, P=0.001). サブグループ解析によると、<60歳の患者はより影響を受けやすく (P=0.043 forinteraction), しかし、性別、心筋梗塞・糖尿病・高血圧の既往、NSAIDの抗血小板薬使用、PPIsのタイプは危険性に影響せず。nestedcase-control解析では,虚血性脳卒中により入院した15,378人の患者を同定し、15,378人のマッチさせた対照と比較した。PPI使用と脳血管の危険性の増加の関連を同定し、PPI使用の補正したオッズ比は、初回の虚血性脳卒中の発生前の30日以内で1.77 (95% CI 1.45-2.18, P<0.001), 31-90日の間で1.65 (95% CI 1.31-2.08, P<0.001), 91-180日で1.28 (95% CI 1.03-1.59, P=0.025).まとめ:一般人口において、PPI使用は初回の虚血性脳卒中の危険性を増加させ、その危険性は抗血小板薬とは独立。しかし、関連の強さは少なくそして因果関係は確立していないため、その臨床的な妥当性を考える時には、注意を払うべきである。

Am J Gastroenterol. 2017 Apr11. doi: 10.1038/ajg.2017.101. [Epub ahead of print]

Proton-Pump Inhibitor Use and the Risk ofFirst-Time Ischemic Stroke in the General Population: A NationwidePopulation-Based Study.

Wang YF1,2, Chen YT1,3, Luo JC1,4, Chen TJ1, Wu JC1,4, Wang SJ1,2.

1

Faculty ofMedicine, National Yang-Ming University School of Medicine, Taipei, Taiwan.

2

Departmentof Neurology, Neurological Institute, Taipei Veterans General Hospital, Taipei,Taiwan.

3

Departmentof Medicine, Taipei City Hospital, Heping Fuyou Branch, Taipei, Taiwan.

4

Division ofGastroenterology, Department of Internal Medicine, Taipei Veterans GeneralHospital, Taipei, Taiwan.



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by fibromyalgia11 | 2017-04-16 11:22 | その他
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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