カテゴリ:抗うつ薬( 114 )


ワーファリンにSSRI併用すると出血の危険性増加

後ろ向き研究。warfarinに抗うつ薬併用(n = 46) 、ワーファリンのみで抗うつ薬併用していな(n = 54)。過去6ヶ月間の医療記録を調べた。結果: warfarinに抗うつ薬を併用しても6ヶ月間にいかなる出血や大出血とも関連がない。しかし、warfarinにSSRIを併用すると出血が増える (odds ratio 2.6, 95% confidence interval, 1.01-6.4 P = 0.04). 他の要因を考慮してもSSRIの使用は依然として出血の危険因子。
Ther Drug Monit. 2011 Jul 2. [Epub ahead of print]
Bleeding Incidence With Concomitant Use of Antidepressants and Warfarin.Cochran KA, Cavallari LH, Shapiro NL, Bishop JR.
From the *Department of Pharmacy Practice and Administration, University of Missouri-Kansas City School of Pharmacy, Columbia, MO; and †Department of Pharmacy Practice, University of Illinois at Chicago College of Pharmacy, Chicago, IL.

現在飲んでいるSSRIを中止しないで下さい。ワーファリンとSSRIを併用している人は主治医と相談してください。
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by fibromyalgia11 | 2011-07-16 15:27 | 抗うつ薬

妊婦へのSSRI投与は自閉症の危険因子(症例対照研究)

症例対照研究。自閉症スペクトラム障害autism spectrum disorders (ASDs)。298人のASDの子供 (およびその母親) と1507人の無作為に選んだ対照群の子供 (およびその母親)を北カリフォルニアのthe Kaiser Permanente Medical Care Programの会員から選んだ。結果: 出産前に抗うつ薬に暴露されたのはASDsでは20症例 (6.7%) であり対照群では50 例(3.3%). 修正ロジスティック回帰モデルでは, 出産前の母親のSSRI治療はASD の危険性が2倍になる(修正オッズ比, 2.2 [95% confidence interval, 1.2-4.3]),妊娠を3期に分けた第一期の治療が最も影響を受ける (修正オッズ比, 3.8 [95% confidence interval, 1.8-7.8]). No increase in risk was found for 精神疾患の治療を受けた既往があるが出産前にSSRIに暴露されていない母親では危険性が増加しない。
Arch Gen Psychiatry. 2011 Jul 4. [Epub ahead of print]
Antidepressant Use During Pregnancy and Childhood Autism Spectrum Disorders.Croen LA, Grether JK, Yoshida CK, Odouli R, Hendrick V.
Kaiser Permanente Northern California, Oakland (Dr Croen and Mss Yoshida and Odouli), Environmental Health Investigations Branch, California Department of Public Health, Richmond (Dr Grether), and Department of Psychiatry, Neuropsychiatric Institute and Hospital, University of California, Los Angeles (Dr Hendrick).

現在SSRIを飲んでいる人は自己判断で中止しないで下さい。主治医と相談してください。
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by fibromyalgia11 | 2011-07-09 00:35 | 抗うつ薬

製薬会社から資金の出た研究は製薬会社に有利な結果になりやすい

61の論文が乳がんあるいは卵巣がんと抗うつ薬との関連を評価していた。研究者の製薬会社との経済的な結びつきを調べた。meta-analysisを行った。33%(20/61)の研究では抗うつ薬と癌には正の相関あり。67% (41/61)の研究では関連がないか抗増殖作用あり。疫学調査における抗うつ薬と乳がん/卵巣がんの統合オッズ比は1.11 (95% CI, 1.03-1.20). 製薬会社所属の研究者はそうではない研究者よりも抗うつ薬が乳がんや卵巣がんになりにくいという結論に有意になりやすい (0/15 [0%] vs 20/46 [43.5%] (Fisher's Exact test P = 0.0012).
PLoS One. 2011 Apr 6;6(4):e18210.
Antidepressants and Breast and Ovarian Cancer Risk: A Review of the Literature and Researchers' Financial Associations with Industry.Cosgrove L, Shi L, Creasey DE, Anaya-McKivergan M, Myers JA, Huybrechts KF.
The Edmond J. Safra Center for Ethics, Harvard University, Cambridge, Massachusetts, United States of America.

 これは副作用に関する報告ですが、製薬会社が資金を提供した研究では、対象となる薬が有効という結果になりやすいという報告もありました。それは後日報告します。
 エビデンスの根本が崩れる思いです。有効性は実際に使用すればある程度わかるのですが、副作用に関しては判定は困難です。
 この研究には別の見方もあります。抗うつ薬を長期投与すると発がん性があるかもしれないということです。私は治療開始時には全員に「薬を使用すると薬の副作用で死亡する確率がごくわずかだが増えてしまう。」と説明しているので、抗うつ薬の発がん性(疑い)は一切説明していません。しかし、ほとんどの医師はこのような正直な(正直すぎる)説明をしていません。
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by fibromyalgia11 | 2011-06-21 22:33 | 抗うつ薬

パキシルとメバロチンによる高血糖

プラバスタチン(メバロチン)とパキシル併用。 研究者らはさらに3つの患者データベースで非糖尿病患者135人でこれら2剤が同時に処方された後の血糖値を調べたところ、平均19mg/dlの血糖の上昇が見られた他、糖尿病患者では平均48mg/dlもの血糖上昇が見られた。(研究者らはマウスでも検証。同様の結果が得られたとのこと)
 現時点では、血糖が上昇したメカニズムは不明で、なんらかの相互作用があったかどうかも確定されるわけではありませんが、今後の研究が注目されます。
Detecting Drug Interactions From Adverse-Event Reports: Interaction Between Paroxetine and Pravastatin Increases Blood Glucose Levels.
Tatonetti NP, Denny JC, Murphy SN, Fernald GH, Krishnan G, Castro V, Yue P, Tsau PS, Kohane I, Roden DM, Altman RB.
Clin Pharmacol Ther. 2011 May 25. [Epub ahead of print]
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by fibromyalgia11 | 2011-06-18 12:59 | 抗うつ薬
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


by fibromyalgia11
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