カテゴリ:抗うつ薬( 122 )


SSRIと三環系抗うつ薬の副作用の頻度に差はない

 抗うつ薬の中でSSRIの副作用の頻度は三環系抗うつ薬の副作用の頻度より少ないと信じられています。論文にも記載されており、講演会でもそのように述べられます。しかし、それは事実ではありません。抗うつ薬の中でSSRIの副作用の頻度は三環系抗うつ薬の副作用の頻度より少ないという科学的根拠はほとんどありません。私が知る限り一つあるのですが、二重盲検法によるとSSRIと三環系抗うつ薬の副作用に頻度には差がありません。抗うつ薬の中でSSRIの副作用の頻度は三環系抗うつ薬の副作用の頻度より少ないという論文のエビデンスより両者の副作用には差がないという二重盲検法のエビデンスの方が高いのです。「SSRIの副作用の頻度は三環系抗うつ薬の副作用の頻度より少ない。」と記載したり、そのような発言をすると、その人は自分の推測を事実として述べる癖のある信用がない人間と見なされてしまいます。今後「SSRIの副作用の頻度は三環系抗うつ薬の副作用の頻度より少ない。」と記載したり、講演会で述べる場合には根拠を明示する必要があります。
 SSRIより三環系抗うつ薬の方が副作用が少ないと思われるかもしれませんが、それは事実ではありません。SSRIと三環系抗うつ薬の副作用は種類が異なるのです。抗コリン作用に基づく副作用は三環系抗うつ薬に多く、骨粗しょう症、性機能障害の副作用はSSRIに多いのです。骨粗しょう症、性機能障害の副作用は気がつかれにくく、抗コリン作用に基づく副作用は気がつかれやすいのです。
 SSRIより三環系抗うつ薬の方が鎮痛効果が強いのです。そのため神経障害性疼痛に対する鎮痛薬として三環系抗うつ薬よりSSRIを優先することは望ましくありません。
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by fibromyalgia11 | 2011-11-09 19:29 | 抗うつ薬

1型糖尿病患者の中で抗うつ薬購入者は死亡率が高い

平均9年のthe Finnish Diabetic Nephropathy Study (FinnDiane)での4,174 人の参加者(51%が男性, 年齢39 ± 12歳, 糖尿病の期間22 ± 12歳 [mean ± SD])。抑うつを開始時と経過観察時の抗うつ薬購入と定義. これらの情報はthe Finnish Drug Prescription Registerから得た. すべての原因の死亡や死亡の原因の情報はthe Finnish Cause of Death Registerから得た。結果:開始時には
313人 (7.5%)が抗欝薬を購入していた。研究中に758人 (18.2%) が新たに抗うつ薬購入。開始時の抗欝薬の購入は10年間の累積死亡率が最も高く(22.5% [95% CI 18.1, 26.6]), 次いで途中での抗うつ薬購入者(18.0% [15.4, 20.5])、さらに抗うつ薬を購入していない人 (10.1% [9.0, 11.2], p < 0.001). 修正コックス回帰モデル(年齢, 糖尿病の期間, 拡張期血圧, 喫煙, HbA(1c) およびnephropathy), 開始時の抗うつ薬購入は女性では死亡と関連するが男性ではそうではない。心血管疾患が抗うつ薬を購入しない人の主要な死因。抗うつ薬を購入した人の中で慢性の糖尿病合併症が最も多い死因。

Purchase of antidepressant agents by patients with type 1 diabetes is associated with increased mortality rates in women but not in men.
Ahola AJ, Harjutsalo V, Saraheimo M, Forsblom C, Groop PH; the FinnDiane Study Group.
Diabetologia. 2011 Oct 28. [Epub ahead of print]

 死亡率増加の原因は、うつ病であるのか、抗うつ薬であるのかはこの研究からは分からない。
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by fibromyalgia11 | 2011-11-05 20:18 | 抗うつ薬

向精神病薬による突然の心臓死

向精神病薬による突然の心臓死sudden cardiac death (SCD)。Methods and resultsThe use of medication was compared between victims of SCDの犠牲者と急性冠動脈イベントの生存者の間で症例対照研究で比較した、つまり医療司法剖検で急性冠動脈イベントが証明されたSCD犠牲者 (n= 1814, 平均年齢65 ± 11歳) と急性心筋梗塞の生存者 (AMI; n= 1171, 平均年齢66 ± 12 歳)の比較。薬歴は剖検/病院の記録とSCD の犠牲者とAMI 患者の家族からの聞き取りで得られた。抗精神病薬 [9.7 vs. 2.4%, odds ratio (OR) 4.4, 95% confidence interval (CI) 2.9-6.6; P< 0.001] と抗うつ薬 (8.6 vs. 5.5%, OR: 1.6, 95% CI: 1.2-2.2; P= 0.003) の使用はAMI 群よりSCD 群により多かったが、benzodiazepinesの使用は両群で差がなかった (11.7 vs. 13.2%; P= 0.270). 抗精神病薬 の使用は交絡変数で補正しても依然としてSCDの危険因子であった (OR: 3.4, 95% CI: 1.8-6.5; P< 0.001)。フェノチアジン系抗精神病薬と抗鬱薬の併用はSCDの非常に高い危険因子 (OR: 18.3, 95% CI: 2.5-135.3; P< 0.001).
フェノチアジン系抗精神病薬
クロルプロマジン(コントミン、ウインタミン) 、レボメプロマジン(ヒルナミン、レボトミン) 、チオリダジン(メレリル) 、フルフェナジン(フルメジン、デポ剤としてフルデカシン) 、プロペリシアジン(アパミン、ニューレプチル) 、ペルフェナジン(ピーゼットシー、トリホラン、トリオミン)

Psychotropic medications and the risk of sudden cardiac death during an acute coronary event.
Honkola J, Hookana E, Malinen S, Kaikkonen KS, Juhani Junttila M, Isohanni M, Kortelainen ML, Huikuri HV.
Eur Heart J. 2011 Sep 14. [Epub ahead of print]
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by fibromyalgia11 | 2011-09-24 15:11 | 抗うつ薬

抗うつ薬と周産期の出来事には関連なし

SSRIまたはノルトリプチリンを投与された母親と子供21ペア。出産後20、30,36週で母親の抑うつを調べた。結果:へその緒と母親の血中濃度の比は平均 ± SD は母親の薬0.52 ± 0.35 (0.00-1.64の範囲) と代謝産物0.54 ± 0.17 (0.28-0.79の範囲. 21人の母親のうち9人 (43%) は大うつ病. the mean ± SD Structured Interview Guide for the Hamilton Depression Rating Scale, Atypical Depression Symptoms Version score は16.0 ± 7.6. 3分の1 (7/21) の新生児には少なくとも1つの周産期の出来事(perinatal event) (PES ≥ 1)があった. 周産期における出産合併症の頻度はうつ病の母親とうつ病ではない母親で同様。周産期の出来事とへその緒と母親の抗鬱薬の血中濃度の比や母親の抑うつレベルには有意差なし。fluoxetineに比べて半減期の短い抗鬱薬に暴露されると周産期の出来事が多い (7/16 = 44% vs 0/5 = 0%; P = .06). 新生児の40% (3/21) は早産児であった。早産はへその緒と母親の代謝産物の濃度の比、抑うつレベル、fluoxetineへの暴露には関連せず.

J Clin Psychiatry. 2011 Jul;72(7):994-1001.
Mother-infant antidepressant concentrations, maternal depression, and perinatal events.Sit D, Perel JM, Wisniewski SR, Helsel JC, Luther JF, Wisner KL.
Women's Behavioral HealthCARE, Western Psychiatric Institute and Clinic, University of Pittsburgh, 3811 O'Hara St, Oxford 410, Pittsburgh, PA 15213, USA.
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by fibromyalgia11 | 2011-08-13 14:39 | 抗うつ薬

サインバルタは抗癌剤による末梢神経障害に有効

oxaliplatin-induced peripheral neuropathy (OIPN).抗癌剤のオキサリプラチン(エルプラット)が引き起こす末梢神経障害。慢性OIPN を合併した39人のIII 又はIV期の大腸直腸がん患者。Duloxetineを 30mg/dayから 60mg/dayに増やす. 治療前と治療12週後に疼痛を調べる。neuropathic painの程度はVAS score とthe National Cancer Institute Common Toxicity Criteria for Adverse Events, version 3 (NCI-CTCAE v3.0)で評価.結果:9人 (23.1%)は副作用のためduloxetineを中止。残りの30人のうち, 19 人(63.3%)でVAS scoreが改善。そのうち9人(47.4%)では同時に gradeが改善, 他の10 人(52.6%)ではNCI-CTCAE v3.0によるgradeがそのままであった. duloxetineによる治療は腎機能や肝機能を障害せず、化学療法も阻害せず。
Duloxetine improves oxaliplatin-induced neuropathy in patients with colorectal cancer: an open-label pilot study.
Yang YH, Lin JK, Chen WS, Lin TC, Yang SH, Jiang JK, Chang SC, Lan YT, Lin CC, Yen CC, Tzeng CH, Wang WS, Chiang HL, Teng CJ, Teng HW.
Support Care Cancer. 2011 Aug 4. [Epub ahead of print]
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by fibromyalgia11 | 2011-08-06 21:30 | 抗うつ薬

抗うつ薬は糖尿病を引き起こしやすい

前向き研究。1,644,679人―年の経過観察の中で 6,641例の新たな2型糖尿病。抗うつ薬の使用は年齢補正した三つのコーホート研究において 糖尿病の危険性を高くする (pooled HR 1.68 [95% CI 1.27, 2.23]).高コレステロール血症や高血圧の既往や要因で補正するとその関連は弱くなった(1.30 [1.14, 1.49]), さらに最近のBMIで補正するとさらに弱くなった (1.17 [1.09, 1.25]). SSRIや他の抗うつ薬(主にTCA)は共に糖尿病の危険性を高くし、多変量で補正すると各々のHRsは 1.10 (1.00, 1.22) と1.26 (1.11, 1.42)。

Diabetologia. 2011 Aug 3. [Epub ahead of print]
Use of antidepressant medication and risk of type 2 diabetes: results from three cohorts of US adults.Pan A, Sun Q, Okereke OI, Rexrode KM, Rubin RR, Lucas M, Willett WC, Manson JE, Hu FB.
Department of Nutrition, Harvard School of Public Health, 655 Huntington Avenue, Boston, MA, 02115, USA.
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by fibromyalgia11 | 2011-08-05 22:52 | 抗うつ薬

トリプタノールとノリトレンにおける突然の心臓死と心室性不整脈の危険性はパキシルと同程度

突然の心臓死と心室性不整脈sudden cardiac death and ventricular arrhythmia (SD/VA)。アメリカの5つの大きな州のMedicaidとMedicareの1999年から2003年までコーホート研究。結果:1.3百万人―年の抗うつ薬暴露で、4222の SD/VAでありこれは 3.3/1000人―年(95%CI, 3.2-3.4). paroxetineと比較して修正ratios (HRs) はbupropion で0.80 (0.67-0.95), doxepinで1.24 (0.93-1.65), lithium で0.79 (0.55-1.15), およびmirtazapine で1.26 (1.11-1.42). amitriptyline, citalopram, fluoxetine, nefazodone, nortriptyline, sertraline, trazodone, and venlafaxineのHRsはほぼ1.

Pharmacoepidemiol Drug Saf. 2011 Jul 28. doi: 10.1002/pds.2181. [Epub ahead of print]
Antidepressants and the risk of sudden cardiac death and ventricular arrhythmia.
Leonard CE, Bilker WB, Newcomb C, Kimmel SE, Hennessy S.
Center for Clinical Epidemiology and Biostatistics, Department of Biostatistics and Epidemiology, and Center for Education and Research on Therapeutics, University of Pennsylvania School of Medicine, Philadelphia, PA, USA.

三環系抗うつ薬であるトリプタノールやノリトレンには突然の心臓死と心室性不整脈の危険性はパキシルと同程度という報告です。従来の報告とは異なる報告です。
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by fibromyalgia11 | 2011-07-31 01:35 | 抗うつ薬

抗欝薬、抗痙攣薬、抗不安薬、睡眠薬内服中は自動車運転禁止


戸田克広:眠気を引き起こす薬物の添付文書における問題点—本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意することー 臨床精神医学37(6)831, 2008
 
戸田克広:向精神薬の添付文書における自動車の運転等についての記載は修正すべき 精神科治療学 24 (12) 1534-1535, 2009

 日本の法制度や社会制度の問題点の1つは法律など文章化されていることと実態が解離している頻度が多いことです。
 私は慢性痛を専門としています。抗うつ薬・抗けいれん薬を慢性痛に対する痛み止めとして使用しています。パニック障害が合併する場合には抗不安薬を一時的に使用しています。もちろん抗うつ薬はうつ病の薬ですのでうつ病患者にも使用されています。添付文書と言って薬を使用する際の注意書きがあり、医師はそれを読んで薬を処方することになっています。その添付文書に問題があります。ほとんどすべて(私が知る限りすべて)の抗うつ薬・抗けいれん薬・抗不安薬は副作用で眠気を起こします。そのためほとんどの場合重要な基本的注意として「眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。」又は「眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので,本剤投与中の患者には,自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。」と記載されています。これは自動車を運転することは禁止という意味と解釈せざるを得ません。しかし、非常にわかりにくい表現です。ほとんどすべての抗うつ薬・抗けいれん薬・抗不安薬での記載です。これらの薬剤以外でも眠気の副作用がある場合には同様の記載です。パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロという抗うつ薬の添付文書には「眠気、めまい等があらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。」と記載されています。自動車を運転することは注意すれば可能と言う意味です。パーキンソン病の薬であるビ・シフロールの場合には添付文書の初めに警告として「前兆のない突発的睡眠及び傾眠等が見られることがあるので、本剤服用中には、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意すること。[「重要な基本的注意」、「副作用」の項参照]」と赤字で記載されています。自動車を運転してはならないのであればビ・シフロールの様な記載にすべきであり、自動車を運転してもよいのであればパキシル、ジェイゾロフト、レクサプロの様な記載にすべきです。製薬会社は責任を問われたくない、しかし売り上げを減らさないために「眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。」などという表現にしたのであると推測しています。これは詐欺的行為と思います。私は実名で医学論文中にこの問題を何度も取り上げています。製薬会社にこの問題を指摘したのですが、@@@@@@株式会社など「添付文書を直す権限を持っている機関と交渉する意志がない。」趣旨の返事(字面は丁寧ですが)が返って来ることがしばしばあります。その他多くの製薬会社にもこの問題を指摘したのですが「添付文書を直す機関にこの問題を指摘したが門前払いであった。その機関の名称を答えることは出来ない。」という返事があるのみです。厚生労働省にもこの問題をメールで指摘したのですが黙殺です。添付文書は医薬品医療機器情報提供ホームページからダウンロードできます。http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html
 添付文書上はてんかん患者は抗てんかん薬を飲んでいる間は自動車を運転できないことになります。もちろん、てんかん患者は抗てんかん薬を飲んでいない場合には運転が禁止されていると思います。この矛盾を解消すべきです。
 抗うつ薬・抗けいれん薬・抗不安薬以外にも添付文書上自動車の運転ができない薬はいくつかあります。その人たちが自動車の運転が出来ないと日本の経済は破綻します。どのように少なく見積もっても成人の1割は自動車を運転できなくなります。自動車が売れなくなります。通勤、買い物や自動車を運転することが必須の仕事ができなくなります。生産性が悪くなるのみならず、大量の失業者がでるため国家がその人たちの生活費を出す必要があります。
 眠気を起こす薬を自動車を運転する者に処方して事故が起これば、医師が責任を追及されるでしょう。自動車を運転する者に眠気を起こす薬を処方できないとなると、自動車を運転する者はまっとうな医療を受けることができなくなります。医師は患者さんのことを考え、危ない橋を渡っているのです。うつ薬・抗けいれん薬・抗不安薬を飲みながら自動車を運転して眠ってしまい、悲惨な事故が起きる可能性が高いと思います。
 現場の医師や薬剤師は矛盾した制度に苦しんでいます。抗うつ薬・抗けいれん薬・抗不安薬を飲みながら自動車を運転する患者を黙認せざるを得ません。私が知る限り実名でこの矛盾を指摘したのは私のみです。
 現実的な対処が必要です。抗うつ薬・抗けいれん薬・抗不安薬の添付文書を「眠気、めまい等があらわれることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させること。」と修正すべきです。
 担当官庁、担当大臣(自民党と民主党)、有名新聞、有名ニュース番組、日本医師会、日本精神神経学会にこの問題点を指摘しましたが現時点では無反応です。

 更に言えば睡眠薬を内服中も自動車の運転は禁止です。就寝前に睡眠薬を飲めば日中は自動車を運転してもよいと誤解している人がいます。「本剤の影響が翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。 」と記載されています。

 添付文書の問題を実名で医学論文、医学書に記載している医師は私が知る限り日本では私のみです。日本の医師の皆様、現状がおかしいとお考えでしたら大騒ぎをしてください。私のみが大騒ぎしている現状はおかしいと思います。黙っていれば、医師は現状でよいと考えていると製薬業界からみなされてしまいます。

2012年12月に電子書籍を出版しました。 
抗不安薬による常用量依存―恐ろしすぎる副作用と医師の無関心、精神安定剤の罠、日本医学の闇― 第1版
http://p.booklog.jp/book/62140
 その書籍の中にさらに詳しく書いています。有料の本ですが、無料部分に記載しています。
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by fibromyalgia11 | 2011-07-17 13:47 | 抗うつ薬

ワーファリンにSSRI併用すると出血の危険性増加

後ろ向き研究。warfarinに抗うつ薬併用(n = 46) 、ワーファリンのみで抗うつ薬併用していな(n = 54)。過去6ヶ月間の医療記録を調べた。結果: warfarinに抗うつ薬を併用しても6ヶ月間にいかなる出血や大出血とも関連がない。しかし、warfarinにSSRIを併用すると出血が増える (odds ratio 2.6, 95% confidence interval, 1.01-6.4 P = 0.04). 他の要因を考慮してもSSRIの使用は依然として出血の危険因子。
Ther Drug Monit. 2011 Jul 2. [Epub ahead of print]
Bleeding Incidence With Concomitant Use of Antidepressants and Warfarin.Cochran KA, Cavallari LH, Shapiro NL, Bishop JR.
From the *Department of Pharmacy Practice and Administration, University of Missouri-Kansas City School of Pharmacy, Columbia, MO; and †Department of Pharmacy Practice, University of Illinois at Chicago College of Pharmacy, Chicago, IL.

現在飲んでいるSSRIを中止しないで下さい。ワーファリンとSSRIを併用している人は主治医と相談してください。
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by fibromyalgia11 | 2011-07-16 15:27 | 抗うつ薬

妊婦へのSSRI投与は自閉症の危険因子(症例対照研究)

症例対照研究。自閉症スペクトラム障害autism spectrum disorders (ASDs)。298人のASDの子供 (およびその母親) と1507人の無作為に選んだ対照群の子供 (およびその母親)を北カリフォルニアのthe Kaiser Permanente Medical Care Programの会員から選んだ。結果: 出産前に抗うつ薬に暴露されたのはASDsでは20症例 (6.7%) であり対照群では50 例(3.3%). 修正ロジスティック回帰モデルでは, 出産前の母親のSSRI治療はASD の危険性が2倍になる(修正オッズ比, 2.2 [95% confidence interval, 1.2-4.3]),妊娠を3期に分けた第一期の治療が最も影響を受ける (修正オッズ比, 3.8 [95% confidence interval, 1.8-7.8]). No increase in risk was found for 精神疾患の治療を受けた既往があるが出産前にSSRIに暴露されていない母親では危険性が増加しない。
Arch Gen Psychiatry. 2011 Jul 4. [Epub ahead of print]
Antidepressant Use During Pregnancy and Childhood Autism Spectrum Disorders.Croen LA, Grether JK, Yoshida CK, Odouli R, Hendrick V.
Kaiser Permanente Northern California, Oakland (Dr Croen and Mss Yoshida and Odouli), Environmental Health Investigations Branch, California Department of Public Health, Richmond (Dr Grether), and Department of Psychiatry, Neuropsychiatric Institute and Hospital, University of California, Los Angeles (Dr Hendrick).

現在SSRIを飲んでいる人は自己判断で中止しないで下さい。主治医と相談してください。
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by fibromyalgia11 | 2011-07-09 00:35 | 抗うつ薬
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


by fibromyalgia11
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