カテゴリ:神経障害性疼痛( 39 )


神経障害性疼痛の選別指標の限界

the Self-completed douleur neuropathique 4(S-DN4), the ID Pain, the painDETECT questionnaire (PDQ), およびthe Self-completed Leeds Assessment of neuropathicSymptoms and Signs (S-LANSS)アンケート。方法:これは、下肢痛のある又はない慢性腰痛症(CLBP)患者での、単一施設、横断研究。参加者は最初に医師により通常の診察で神経障害性疼痛の要素(neuropathic paincomponentNePC)の存在を調べられ、その後選別アンケートで調べられた。医師の行った診断を標準と仮定して、これらのアンケートの正確さを比較した。結果;215 人のCLBP患者中、164 (76.3%, 95% CI, 70.2-81.5) NePCあり.S-DN4, ID Pain, およびPDQ area under the curve (AUC) > 0.8であり、優れた鑑別を示した. しかし、S-LANSS ではAUC0.69 (0.62-0.75)であり, 鑑別が低いことを示す. S-DN4ID Pain(d(AUC) = 0.063, P < 0.01)およびS-LANSS (d(AUC) = 0.197, P < 0.01)よりも有意にAUCが高い. しかしS-DN4AUCPDQのそれとは有意差はない (d(AUC) = 0.013, P= 0.62).まとめ:S-DN4, IDPain, およびPDQは、CLBP患者におけるNePCsの選別に良好な鑑別の有用性があったが, S-LANSSはそうではなかった。すべての検査を用いても、NePC患者の20-30%は見落とされた。そのため、これらのアンケートはNePCsを選別する最初の手がかりとして用いられるべきであり, 臨床的な判断に代えてはならない。

Korean J Pain. 2017Jan;30(1):51-58. doi: 10.3344/kjp.2017.30.1.51. Epub 2016 Dec 30.

Usefulness of four commonly used neuropathicpain screening questionnaires in patients with chronic low back pain: across-sectional study.

Gudala K1, Ghai B2, Bansal D1.

  • 1Department of Pharmacy Practice, National Institute of Pharmaceutical Education and Research, SAS Nagar (Mohali), Chandigarh, India.
  • 2Department of Anesthesia and Intensive Care, Post Graduate Institute of Medical Education and Research, Chandigarh, India.

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by fibromyalgia11 | 2017-01-29 15:03 | 神経障害性疼痛

神経障害性疼痛の選別指標の限界

the Self-completed douleur neuropathique 4(S-DN4), the ID Pain, the painDETECT questionnaire (PDQ), およびthe Self-completed Leeds Assessment of neuropathicSymptoms and Signs (S-LANSS)アンケート。方法:これは、下肢痛のある又はない慢性腰痛症(CLBP)患者での、単一施設、横断研究。参加者は最初に医師により通常の診察で神経障害性疼痛の要素(neuropathic paincomponentNePC)の存在を調べられ、その後選別アンケートで調べられた。医師の行った診断を標準と仮定して、これらのアンケートの正確さを比較した。結果;215 人のCLBP患者中、164 (76.3%, 95% CI, 70.2-81.5) NePCあり.S-DN4, ID Pain, およびPDQ area under the curve (AUC) > 0.8であり、優れた鑑別を示した. しかし、S-LANSS ではAUC0.69 (0.62-0.75)であり, 鑑別が低いことを示す. S-DN4ID Pain(d(AUC) = 0.063, P < 0.01)およびS-LANSS (d(AUC) = 0.197, P < 0.01)よりも有意にAUCが高い. しかしS-DN4AUCPDQのそれとは有意差はない (d(AUC) = 0.013, P= 0.62).まとめ:S-DN4, IDPain, およびPDQは、CLBP患者におけるNePCsの選別に良好な鑑別の有用性があったが, S-LANSSはそうではなかった。すべての検査を用いても、NePC患者の20-30%は見落とされた。そのため、これらのアンケートはNePCsを選別する最初の手がかりとして用いられるべきであり, 臨床的な判断に代えてはならない。

Korean J Pain. 2017Jan;30(1):51-58. doi: 10.3344/kjp.2017.30.1.51. Epub 2016 Dec 30.

Usefulness of four commonly used neuropathicpain screening questionnaires in patients with chronic low back pain: across-sectional study.

Gudala K1, Ghai B2, Bansal D1.

  • 1Department of Pharmacy Practice, National Institute of Pharmaceutical Education and Research, SAS Nagar (Mohali), Chandigarh, India.
  • 2Department of Anesthesia and Intensive Care, Post Graduate Institute of Medical Education and Research, Chandigarh, India.

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by fibromyalgia11 | 2017-01-29 15:03 | 神経障害性疼痛

幻肢痛に対するメマンチン(メマリー)の有効性

幻肢痛(PLP)は切断者の85%で起こる。幻肢痛(PLP)に対するメマンチン(NMDA受容体拮抗薬)の有効性の系統的総説。最初の検索で185の研究と症例報告。選別後、8つの研究を含めた。 1つの前向き研究、一つの症例報告、および2つ症例シリーズで、急性PLPの治療にメマンチンが有効。しかし、1年以上持続する慢性PLPにおいては、4つの前向き研究は、メマンチンの有意な鎮痛効果を示さなかった。すべての研究において、Memantineは良好な耐用性。最近切断を行った者又はその他の鎮痛薬が無効又は耐えられない者では、Memantineは合理的な選択肢の様である。

J PainPalliat Care Pharmacother. 2016 Nov 4:1-7. [Epub ahead of print]

Memantine for the Treatment of Phantom LimbPain: A Systematic Review.

Loy BM, Britt RB, Brown JN.



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by fibromyalgia11 | 2016-11-06 19:42 | 神経障害性疼痛

神経障害性疼痛に対するオキシコドンの効果

オキシコドンが成人の神経障害性疼痛に有効かどうかというコクラン。著者の結論。:oxycodone (放出調整oxycodone として)には糖尿病性神経障害とPHNの治療において価値があるという大変質の低いエビデンスがあるというのみ。その他の神経障害性疼痛にはエビデンスがない。オピオイドの典型的な副作用は一般的。

Cochrane Database SystRev. 2016 Jul 28;7:CD010692. [Epub ahead of print]

Oxycodone for neuropathic pain inadults.

Gaskell H1, Derry S, StannardC,Moore RA.

  • 1Pain Research and Nuffield Department of Clinical Neurosciences (Nuffield Division of Anaesthetics), University of Oxford, Oxford, Oxfordshire, UK.

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by fibromyalgia11 | 2016-08-03 21:19 | 神経障害性疼痛

イギリスにおける慢性痛の有病率:系統的総説とメタ解析

結果:737の論文中で、19の研究が含める基準に合致し、UK139 933人の成人居住者のデータを示す。7つの研究から導かれる慢性痛(3か月を超える)の有病率は35.0%から 51.3% (統合された推定は43.5%, 95% CIs 38.4% to 48.6%). 4つの研究に基づく、中等度から強度の無力にする慢性痛の有病率は(Von Korffgrades III/IV) 10.4%から14.3%. 12の研究は 慢性痛の有病率を年齢群により階層化すると, 年齢と共に有病率は増加し18-25 歳では14.3%75歳以上では62%に増加し,若年者(18-39 )における慢性痛の有病率は30%ではある. 報告された有病率の推定のまとめとしては、CWP (統合された推定値14.2%, 95% CI 12.3% to 16.1%; 5つの研究), 慢性神経障害性疼痛(8.2% to 8.9%; 2 studies) およびFM(5.4%;1つの研究). 全ての計測された表現型において、慢性痛は男性より女性に多い。まとめ:出版された利用可能なデータに基づくと、慢性痛はUKの人口の1/3から1/2が罹患し、それは2800万人の成人に相当。

BMJ Open. 2016 Jun20;6(6):e010364. doi: 10.1136/bmjopen-2015-010364.

Prevalence of chronic pain in the UK: asystematic review and meta-analysis of population studies.

Fayaz A1, Croft P2, LangfordRM3, DonaldsonLJ4, Jones GT5.


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by fibromyalgia11 | 2016-06-26 16:14 | 神経障害性疼痛

慢性痛患者では脳の構造が変化している

群馬大学と福島県立医大。最初に、12人の慢性痛患者においてpainDETECTアンケートを用いて神経障害性疼痛の特徴を評価。2目に、voxelに基づいた形態計測によって灰白質の容積を評価するために,脳のMRIを行った。2つの評価手段の多変量回帰解析を行った。結果:painDETECTアンケート点数と、両側の前帯状皮質および右後帯状皮質xの灰白質の容積の間には有意の正の相関があった。

Mol Pain. 2016 Jun8;12. pii: 1744806916652408. doi: 10.1177/1744806916652408. Print 2016.

Brain morphological alternation in chronic painpatients with neuropathiccharacteristics.

SugimineS1, Ogino Y2, KawamichiH3, Obata H4, Saito S1.

  • 1Department of Anesthesiology, Gunma University, Graduate School of Medicine, Japan.
  • 2Department of Anesthesiology, Gunma University, Graduate School of Medicine, Japan oginoyuichi@mac.com s-satomi@umin.ac.jp.
  • 3School of Medicine, Faculty of Medicine, Gunma University, Japan.
  • 4Center for Pain Management, Fukushima Medical University Hospital, Japan Department of Anesthesiology, Fukushima Medical University, Japan.

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by fibromyalgia11 | 2016-06-13 20:31 | 神経障害性疼痛

腰痛における神経障害性疼痛

1,804人の患者の横断研究。臨床的な脊椎障害は、病的な神経障害性疼痛(pathological neuropathic painNeP) および身体的侵害受容性疼痛(physiological nociceptive painNocP)を含み,原因は様々であり、脊髄損傷、狭窄症、圧迫を含む。the JapaneseSociety for Spine Surgery and Related Research (JSSR) によって行われた研究では、腰部脊髄障害患者の29.4% NePあり.しかし、そのデータには痛みの局在の情報はなかった。方法:20-79歳の慢性腰部痛患者(3か月以上、VAS点数は30以上)137JapaneseSociety for Spine Surgery and Related Research (JSSR) 関連の施設から集めた。患者のデータはNePスクリーニングアンケート点数および痛みの局在 (腰、臀部および下肢)を含む.Fisher's検定の後の対応のないt-検定およびカイ二乗検定を用いて痛みの原因とその局在の関連を統計的に解析。P < 0.05を有意と見なした。結果:腰痛症の者の31.9%NePであり,痛みの分布べつの痛みの種類は (NocP(%)/NeP(%)), 腰痛のみの症例は44/22, 腰痛と下肢痛の症例は56/78. この結果によると、腰痛のみの症例は有意にNePよりもNocPである(P < 0.01).臀部痛NePの性質を伴った腰痛と下肢痛を有意に示す(P < 0.01). 下肢痛は、大部分は神経障害性疼痛であり、特にそれが末梢疼痛を含む場合には(P < 0.01).まとめ:臀部痛を伴わない、腰痛はNePというよりむしろNocP. 臀部痛は、下肢痛の有無にかかわらず有意にNePと関連する。下肢痛はNePの有病率を増加させ, 特にそれが末梢性の要素を含む場合には。

Spine(Phila Pa 1976). 2016 Mar 8. [Epub ahead of print]

Prevalence and Location of NeuropathicPain in Lumbar Spinal Disorders:Analysis of 1,804 Consecutive Patients with Primary Lower Back Pain.

Orita S1, YamashitaT,Ohtori S, YonenobuK,KawakamiM,Taguchi T, KikuchiSI,Ushida T, Konno SI, NakamuraM,Fujino K, Matsuda S, Yone K, TakahashiK.

  • 1*Department of Orthopaedic Surgery, Graduate school of Medicine, Chiba University, Chiba, Japan †Department of Orthopaedic Surgery, Sapporo Medical University, School of Medicine, Sapporo, Japan ‡Graduate School of Health Care Sciences, Jikei Institute, Osaka, Japan §Department of Orthopaedic Surgery Spine Care Center, Wakayama Medical University Kihoku hospital, Wakayama, Japan ¶Department of Orthopaedic Surgery, Yamaguchi University Faculty of Medicine and Health Sciences, Yamaguchi, Japan ||Fukushima Medical University, Fukushima, Japan **Aichi Medical University School of Medicine, Multidisciplinary Pain Center, Aichi, Japan ††Department of Orthopaedic Surgery, Keio University, Tokyo, Japan ‡‡Department of Orthopaedic Surgery, Fujino Orthopaedic Clinic, Shizuoka, Japan §§Department of Orthopaedic Surgery, Kyoto University, Kyoto, Japan ¶¶Department of Rehabilitation and Physical Medicine, Kagoshima University, Kagoshima, Japan.


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by fibromyalgia11 | 2016-03-15 21:42 | 神経障害性疼痛

慢性非癌性痛に対するマリファナの有効性(有害性)


慢性非癌性痛(chronic noncancer pain:CNCP)に対する医療用マリファナの無作為対照研究の系統的総説。まとめ:従来の鎮痛薬に反応しない神経障害性疼痛に低用量の医療用マリファナを使用することにはエビデンスがある。しかし、研究は短期間であり、用量とdelta-9-tetrahydrocannabinolの強さに差があり, 機能的な結果が欠如しているため、研究は制限される。短期間は忍容性があるが、医療用マリファナの精神活動および神経認知効果の長期成績は知られていない。存在するエビデンスによると、全CNCPに対して医療用マリファナを一般的に使用することは支持できないようである。医療用マリファナを処方する際には、特に非神経障害性CNCPの人に処方する際には注意が必要。
Can Fam Physician. 2015 Aug;61(8):e372-81.
Efficacy and adverse effects of medical marijuana for chronic noncancer pain: Systematic review of randomized controlled trials.
Deshpande A, Mailis-Gagnon A, Zoheiry N, Lakha SF.

慢性痛の治療は通常半年以上の治療が必要です。長期の有用性に関しては科学的根拠がないばかりか、有害性の問題があります。マリファナの有用性に関して論じる意思はありません。マリファナの有用性に関して論じるメールはすべてブロックします。
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by fibromyalgia11 | 2015-11-01 10:32 | 神経障害性疼痛

コクラン:エクセグランの神経障害性疼痛への効果


コクラン。zonisamide(エクセグラン)の慢性神経障害性疼痛の成人患者への効果と副作用の評価。主要な結果:5人の参加者(13人は zonisamide, 12 人は偽薬)のある有痛性の糖尿病性神経障害を12週間治療した1つの研究. 1級と2級のエビデンスのある研究はない。研究の規模が小さく、zonisamideにより治療早期に脱落する者が多いという大きな偏りの可能性が結論を出すことを不可能にする. zonisamide-で治療した患者には2例の深刻な副作用(1例は死亡)があったが、それは明らかに治療とは関連せず。著者の結論:総説によるとzonisamideが神経障害性疼痛の痛みを軽減するエビデンスはない。
Cochrane Database Syst Rev. 2015 Jan 22;1:CD011241. doi: 10.1002/14651858.CD011241.pub2.
Zonisamide for neuropathic pain in adults.
Moore RA1, Wiffen PJ, Derry S, Lunn MP.
•1Pain Research and Nuffield Department of Clinical Neurosciences (Nuffield Division of Anaesthetics), University of Oxford, Oxford, UK.
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by fibromyalgia11 | 2015-04-20 23:48 | 神経障害性疼痛

脊髄損傷後の神経障害性疼痛の系統的総説


脊髄損傷後の神経障害性疼痛の系統的総説 Amitriptylineと gabapentin およびpregabalinが有効性を示す研究が最も多く、第一選択と思われる。Opioidsの結果は臨床研究では論争の的。さらに、副作用の報告によりopioids、ketamineおよびlidocaineを毎日使用することは制限される. capsaicin 又はlidocaineの局所への使用やBotulinum toxinの皮内注射は新しい治療であり脊髄損傷患者にはそれほど研究されておらずさらなる研究が必要。非薬物治療は神経障害性疼痛に追加的な効果があるかも。痛みの治療は痛みのタイプの臨床評価を常に認識する必要がある。患者を経過観察して、個々の治療の効果を評価すべき。
Pain Ther. 2015 Mar 6. [Epub ahead of print]
Management of Neuropathic Pain Associated with Spinal Cord Injury.
Hagen EM1, Rekand T.
•1Institute of Clinical Medicine, University of Bergen, Bergen, Norway.
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by fibromyalgia11 | 2015-03-09 18:34 | 神経障害性疼痛
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


by fibromyalgia11
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