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トラマドール、トラムセットに自殺の危険性(FDAの警告)


http://www.fda.gov/downloads/Safety/MedWatch/SafetyInformation/SafetyAlertsforHumanMedicalProducts/UCM213265.pdf

 アメリカのFDAがトラマドールに自殺の危険性があることを警告しています。トラムセットはトラマドールとアセトアミノフェンの合剤であるためトラムセットにも自殺の危険性があることになります。

 アメリカのFDAは日本の厚生労働省に該当するHHS (Department of Health and Human Services; 保健社会福祉省)に属する一機関です。

 食品医薬品局(しょくひんいやくひんきょく、FDA; Food and Drug Administration)は、食品や医薬品、さらに化粧品、医療機器、動物薬、玩具など、消費者が通常の生活を行うに当たって接する機会のある製品について、その許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行うアメリカ合衆国の政府機関です。

 自殺の危険性はありますが、それを覚悟で投薬する必要があります。自殺の危険性の高い人には投薬しない方がよいと思います。
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by fibromyalgia11 | 2013-02-27 18:37 | その他の疼痛

交通事故後に慢性広範痛症になった患者さんが高等裁判所で和解、約4000万円の和解金



 交通事故後に線維筋痛症の不完全型である慢性広範痛症を発症した患者さんの和解が成立しました。症状が重篤で就労不能になったばかりではなく介護が必要なため高額の和解金になりました。大変残念ながら患者さんは裁判中に線維筋痛症とは別の疾患により永眠されました。


平成25年2月15日東京高等裁判所
平成24年(ネ)第2593号(横浜地方裁判所平成21年(ワ)第3604号事件) 和解成立
和解金3960万円

この記載の公表は患者さんのご遺族から承諾を得ています。
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by fibromyalgia11 | 2013-02-26 23:12 | FMの雑感

ベンゾジアゼピン系抗不安薬による発癌性


benzodiazepineと癌の危険性の関連を調べるための、台湾National Health Insurance systemから得られた1996年から2000年までの人口に基づいた後ろ向きコホート研究。 コホート(平均年齢= 47.9歳, standard deviation = 17.3歳)はbenzodiazepine使用の59,647人の患者。コホートの各患者は無作為にbenzodiazepine不使用のコホートと年齢、性別を一致させた(対照群; 平均年齢= 46.4歳, standard deviation = 17.8歳).各患者は癌の診断がつくか(the International Classification of Diseases Ninth Revision Clinical Modificationによる) 経過観察不能、死亡、保険切れ、又は2009年の末で打ち切りになるまで経過観察。コックス比例ハザード回帰解析でbenzodiazepine使用の発癌の危険性への影響を調べた。benzodiazepine非使用群に比べてbenzodiazepine使用群では, 発癌の危険性は19%高く, 群間の差は有意であった(hazard ratio [HR] = 1.19; 99.6% confidence interval [CI], 1.08-1.32)。癌のタイプに関しては, 肝癌 (HR = 1.45; 99.6% CI, 1.10-1.90),前立腺癌 (HR = 1.72; 99.6% CI, 1.10-2.70), および膀胱癌と腎癌 (HR = 1.76; 99.6% CI, 1.16-2.67)はbenzodiazepine使用群で有意に高い。
Urol Oncol. 2013 Jan;31(1):130-131. doi: 10.1016/j.urolonc.2012.11.009.
Commentary on "Benzodiazepine use possibly increases cancer risk: A population-based retrospective cohort study in Taiwan."
Kao CH, Sun LM, Su KP, Chang SN, Sung FC, Muo CH, Liang JA, Department of Nuclear Medicine and PET Center, China Medical University Hospital, Taichung, Taiwan.: J Clin Psychiatry 2012;73(4):e555-e60.
Meng MV.
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by fibromyalgia11 | 2013-02-23 18:32 | 抗不安薬の常用量依存

脊髄電気刺激は二重盲検法で無効


脊髄電気刺激は慢性神経障害性疼痛や血管性疼痛の治療と認識されている。最近のデータでは高周波(high-frequency:HF)刺激がparesthesiaなしで鎮痛効果を発揮すると示唆。目的:刺激(HF spinal cord stimulation [HFSCS]) と偽刺激の効果を患者の全般的印象の変化(patient's global impression of change:PGIC), 痛みの強さ,および生活の質で比較。方法:通常のSCSで安定した鎮痛の得られた40人の患者。無作為に振り分け、HFSCSおよび偽刺激を二重盲検で2期間のクロスオーバーで行った。結果:完全なデータを33人で得た。一次的な結果はPGICでは最小の改善. HFSCSで改善した患者の割合は42.4% (14/33 patients) vs. 偽刺激で改善した患者の割合は30.3% (10/33 patients). The mean benefit of HF vs. 偽刺激の平均改善は有意ではなく、HFSCSで11.2%優れていた (p = 0.30)。受けた治療に関わりなく"効果のある期間" は有意に高く, 3回目の受診では51.5%の患者(N = 17)が改善し、5回目の受診では 21.2% (N = 7) が改善(p = 0.006). 痛みのVASの平均は偽刺激では4.26 vs. HFSCSでは4.35(p = 0.82)であり、EuroQol five-dimensional (EQ-5D)指数の平均はHFSCSでは0.480 vs. 偽刺激では0.463 (p = 0.78).
Neuromodulation. 2013 Feb 20. doi: 10.1111/ner.12027. [Epub ahead of print]
Analgesic Efficacy of High-Frequency Spinal Cord Stimulation: A Randomized Double-Blind Placebo-Controlled Study.
Perruchoud C, Eldabe S, Batterham AM, Madzinga G, Brookes M, Durrer A, Rosato M, Bovet N, West S, Bovy M, Rutschmann B, Gulve A, Garner F, Buchser E.
Department of Anaesthesia and Pain Management, EHC-Hôpital de Morges, Morges, Switzerland.

 高周波刺激が無効ということなのでしょうか。あるいは背傷時電気刺激そのものが無効ということなのでしょうか。衝撃的な論文です。
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by fibromyalgia11 | 2013-02-23 18:27 | その他の疼痛

慢性疲労症候群は身体疾患か精神疾患か:患者団体と医師における乖離


36のCFSの患者団体, 72の医学記事および38の医学の権威の記事やウェブサイト合計146を2人が独立して評価。記事やウェブサイトを '極めて精神的' (scored as 1), '中等度精神的' (2), '精神的と身体的l' (3), '中等度身体的' (4) または'極めて精神的' (5).の5段階に分ける。結果:myalgic encephalomyelitis (ME)患者団体の89% (32 of 36) は身体的とみなし, 新聞記事では58% (42/72), 医学の権威は24% (9/38)が身体的とみなす.医学の権威の63% (24/38) は精神的と身体的の両方とみなす。Likert scoresの群間の差は有意 (χ(2) = 27.37, 2 df, P < 0.001).
JRSM Short Rep. 2013 Jan;4(1):4. doi: 10.1258/shorts.2012.012051. Epub 2013 Jan 14.
Views on the nature of chronic fatigue syndrome: content analysis.
Hossenbaccus Z, White PD.
Barts and The London School of Medicine and Dentistry, Queen Mary University London , London , UK.
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by fibromyalgia11 | 2013-02-23 18:20 | 慢性疲労症候群

癌性神経障害性疼痛に有効な薬


癌性痛の中でneuropathic painは約40%と推定されている。系統的総説。方法:一次的な結果はabsolute risk benefit (ARB)(痛みが軽減した患者数を治療群の患者総数で割った数字), およびabsolute risk harm (ARH),(副作用のために脱落した割合):結果:30の論文が包括基準を満たす。抗うつ薬, 抗痙攣薬, 他の補助鎮痛薬, 又はオピオイドのARBはARHを上回る. 4群の薬のARBやARHあるいは混合neuropathic painと純粋なneuropathic painのARBやARHには有意差はない。方法論の質が低いため、4群の薬の間の効果の大きさに関しては結論でず。
J Pain Symptom Manage. 2013 Feb 12. pii: S0885-3924(12)00834-2. doi: 10.1016/j.jpainsymman.2012.10.230. [Epub ahead of print]
The Evidence for Pharmacologic Treatment of Neuropathic Cancer Pain: Beneficial and Adverse Effects.Jongen JL, Huijsman ML, Jessurun J, Ogenio K, Schipper D, Verkouteren DR, Moorman PW, van der Rijt CC, Vissers KC.
Department of Neurology, Erasmus Medical Center, Rotterdam, The Netherlands.
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by fibromyalgia11 | 2013-02-23 18:14 | その他の疼痛

線維筋痛症患者の閉経時期と痛み感度、非痛み感度


閉経の起こった年齢と痛みの感度の関連を調べた。この目的で, 74人のFM患者と32人の痛みのない対照患者において痛み感度を評価した。全員が閉経後であり閉経の推移、以前の子宮摘出や卵巣摘出の既往、月経時を含む詳細な半構造的臨床的インタビューを受けた。参加者を閉経の年齢により2群に分けた: 49歳以下の早期閉経vs. 49歳を超える晩期閉経。痛みおよび非痛み閾値を冷、熱、機械、電気刺激で評価。FM女性は健常者に比べると全般的な痛みの感度が高い。早期に閉経したFM女性は晩期に閉経したFM女性と比べると痛み感度と非痛み感度が高い, 一方健常女性の間では閉経の年齢では差がなかった。この結果は、早期の閉経(エストロゲンへの暴露期間の短縮)は痛み過敏性に影響を与えるかも知れずFM症状の悪化に関連するかも。
Clin Rheumatol. 2013 Feb 16. [Epub ahead of print]
Age-of-onset of menopause is associated with enhanced painful and non-painful sensitivity in fibromyalgia.
Martínez-Jauand M, Sitges C, Femenia J, Cifre I, González S, Chialvo D, Montoya P.
Research Institute on Health Sciences (IUNICS), University of the Balearic Islands, Cra. de Valldemossa km 7.5, 07122, Palma de Mallorca, Spain.
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by fibromyalgia11 | 2013-02-23 17:57 | FMの検査

アモバン、マイスリーは抗不安薬より安全とは言えない


睡眠時間は有意には延長しないかもしれないが、Z-drugsには有意な、睡眠潜時を減らし睡眠の質を改善する睡眠効果がある。薬物動態は30分以内に睡眠作用が生じ、半減期は1-7時間と短い。Zopiclone(アモバン)は作用時間が最も長く残留効果が最も長い、これは短時間作用型BZDと類似。神経精神病学的副作用がzolpidem(マイスリー)で報告されており、幻覚、健忘、睡眠時異常行動が含まれる。Z-drugs中毒は主に鎮静状態と昏睡。Flumazenilはすべての3つのZ-drugsからの逆鎮静が報告されている。Z-drugsによる死亡は希であり、多数の薬の過量投与により起こりやすい。 Z-drugsは血液、尿、口腔液、死後検体に見つかる。Zolpidem(マイスリー)とzaleplonは死後の検査で有意に見つかりやすい。超短時間の半減期であるZaleplonは 臨床的あるいは法医学的事例で見つかることがある。Z-drugsは他の睡眠薬と副作用、神経精神病学後遺症、中毒や死亡の発生率の点で同程度である。
J Med Toxicol. 2013 Feb 13. [Epub ahead of print]
The Clinical and Forensic Toxicology of Z-drugs.
Gunja N.
NSW Poisons Information Centre, The Children's Hospital at Westmead, Sydney, Australia
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by fibromyalgia11 | 2013-02-16 17:51 | 抗不安薬の常用量依存

アセトアミノフェン、NSAIDにより腎癌が増加する(メタ解析)


メタ解析。MEDLINE およびEMBASE databasesにて2012年6月までの英語で書かれた症例対照研究とコホート研究で以下の3つの薬物を調べた: acetaminophen, アスピリン又は他のNSAIDs. 6つの国から20 の研究(14 はacetaminophen, 13 はaspirin, および5つはその他のNSAIDs)を見つけ8,420例の腎癌を含む。acetaminophen および非アスピリンNSAIDs使用は腎癌の危険性の増加と関連する (各々pooled RR, 1.28; 95% CI, 1.15-1.44 および1.25; 95% CI, 1.06―1.46,). aspirin使用は, 非US 研究(5つの研究, pooled RR=1.17, 95% CI, 1.04 to 1.33)を除いて危険性が増加しない(pooled RR, 1.10; 95% CI, 0.95―1.28)。同様の危険性の増加は高容量増加でも見られた。
Int J Cancer. 2013 Feb 7. doi: 10.1002/ijc.28093. [Epub ahead of print]
Analgesic use and the risk of kidney cancer: A meta-analysis of epidemiologic studies.Choueiri TK, Je Y, Cho E.
Kidney Cancer Center, Dana-Farber Cancer Institute, Brigham and Women's Hospital and Harvard Medical School, Boston, MA, USA.

 メタ解析なので論文の信用性はきわめて高い。アセトアミノフェンやNSAIDには代替薬がないため、発がん性を覚悟の上で内服する必要性があります。
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by fibromyalgia11 | 2013-02-16 17:43 | その他の疼痛

関節の過可動性のある者は痛みを訴えやすい


Aberdeen cityおよびCheshireにおいて横断研究。関節の過可動性(joint hypermobility:JH)の存在、その範囲、罹病期間、筋骨格痛の程度を評価するアンケートを45949人に郵送。痛みの報告に基づき、参加者はCWP, some pain, または無痛に分類。Multinominal logistic regressionテストにより JH と痛みの状態の関連を示した。関連を、年齢、性別、他の推定される交絡因子で補正した。無痛者を対照群にした。結果をas relative risk ratios (RRR), 95% confidence intervals (CI)で示した。結果:12,853 (29.3%) 人がアンケートに対する完全なデータを返送。2,354 人(18.3%) が関節の過可動性に分類された。2,094人 (16.3%) はCWPであり 5,801人 (45.1%) はsome painであり、4,958 人(38.6%)は無痛。 JH患者は非JH患者に比べると有意にCWPを報告しやすい (18.5% vs. 15.8%, p<0.001)。年齢、性別で補正すると関節の過可動性のある患者は40%ほど最も強度のCWPを報告しやすい (1.4 (1.1-1.7), p<0.00)。就労状況、喫煙、飲酒、肉体活動で補正するとJH最も強度の CWPと有意に関連したままであり (1.6 (1.3-2.1), p<0.000) some painとも有意に関連したまま (1.3 (1.02-1.6), p=0.03).まとめ:JH は強度の痛みを関連している; しかしこの関連はCWPに特異的ではない。この関連は比較的中等度であり精神的な苦悩などの測定されていない交絡因子で説明できるかもしれない。
Arthritis Care Res (Hoboken). 2013 Feb 11. doi: 10.1002/acr.21979. [Epub ahead of print]
Joint hypermobility is modestly associated with disabling and limiting musculoskeletal pain: Results from a large scale general population based survey.
Mulvey MR, Macfarlane GJ, Beasley M, Symmons DP, Lovell K, Keeley P, Woby S, McBeth J.
Arthritis Research UK Epidemiology Unit, Manchester Academic Health Sciences Centre, University of Manchester, UK.
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by fibromyalgia11 | 2013-02-16 17:31 | FMの疫学
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


by fibromyalgia11
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