腰痛症患者中28%が慢性広範痛症

 女性慢性腰痛症患者120人中28% (n=37)がwidespread pain (WP)を合併。腰痛症患者のうちWPを合併した患者の方が疼痛が強く、その他の臨床症状も有意に強い。
Prevalence and Characteristics of Widespread Pain in Female Primary Health Care Patients With Chronic Low Back Pain.
Nordeman L, Gunnarsson R, Mannerkorpi K.
Clin J Pain. 2011 Jun 14. [Epub ahead of print]

 
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-18 09:41 | FMの雑感

医師の方へ

以下のサイトには医師向けの内容が記載されています。

http://www.carenet.com/cncontents/primary/fms/
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-18 00:04 | FMの雑感

慢性広範痛症、慢性局所痛症は世界の常識

 慢性広範痛症(chronic widespread pain: CWP)と慢性局所痛症(chronic regional pan: CRP)は世界では常識ですが、日本ではほとんど知られていません。腰痛症や肩こりから、CRP、ついでCWPを経由して線維筋痛症になります。この間は通常10-20年かかります。線維筋痛症の概念がやっと日本に取り入れられたばかりです。CRPやCWPの概念はほとんど知られていません。実はCRPとCWPの日本語訳は存在しません。日本語の医学用語集には掲載されていません。私が個人的に慢性広範痛症、慢性局所痛症と翻訳して使用しているに過ぎません。また、日本語の医学論文や医学書で慢性広範痛症、慢性局所痛症という用語を用いている者は私が知る限り私のみです。
 日本では知られていないCRPやCWPですが、世界では常識です。正確に言えば、線維筋痛症の業界では常識です。線維筋痛症の有病率は約2%、線維筋痛症を含むCWPの有病率は約10%、CRPの有病率はCWPのそれの1-2倍です。つまり、線維筋痛症のグレーゾーンの有病率は少なくとも20%です。この途方もない有病率を持つ疾患がごっそり日本医学から抜けていたのです。
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-17 23:52 | FMの雑感

漢方薬の位置づけ

 線維筋痛症における漢方薬の位置付けは非漢方薬で行われている薬物治療の一つとすることが適切であると思います。慢性痛においては非漢方薬より漢方薬の方が有効であるという医学理論がありますが、その医学理論でいう非漢方薬とはロキソニンやボルタレンといった非ステロイド性抗炎症薬です。慢性痛に対しては非ステロイド性抗炎症薬より漢方薬の方が有効であると思います。しかし、非ステロイド性抗炎症薬は慢性痛には通常無効なのです。抗うつ薬、抗痙攣薬、ノイロトロピンなどの慢性痛に有効な薬の方が漢方薬より有効です。もちろん、漢方薬は抗うつ薬、抗痙攣薬より副作用が少ないのです。つまり、漢方薬は非漢方薬による薬物治療の一つとして使用することが望ましいと思います。漢方薬のみで治療することは望ましくないと思います。私は漢方薬の初級レベルですが、上級者は私よりも有効に漢方薬を使用できます。しかし、線維筋痛症に対する漢方薬の有効性の証拠はきわめて弱いのです。疲労にはある程度漢方薬が有効ですが、線維筋痛症には漢方薬はあまり有効ではありません。
 なお、西洋薬ではなく、非漢方薬という言葉を用いました。ノイロトロピンは日本で開発された薬であり、単一の成分ではありません。そのため、ノイロトロピンは西洋薬ではありません。そのため、非漢方薬という用語を用いました。
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-17 23:08 | FMの薬物治療総論

新しい診断基準

 線維筋痛症の診断基準は1990年に決められたアメリカリウマチ学会の分類基準がほぼ唯一の診断基準でした。2010年にアメリカリウマチ学会が新しい診断基準を発表しました。2010年の秋にそれは一部修正され(アメリカリウマチ学会の認可はなし)、2011年にさらに新しい診断基準が報告されましたアメリカリウマチ学会の認可はなし)。
 2010年以降の新しい診断基準から圧痛点は除外されました。2011年の診断基準には不備があり修正意見を出しました(採用決定)。現在2011年の診断基準を出した著者から返事を待っている状態です。
 どのような診断基準を出そうとも、必ずグレーゾーンができてしまいます。線維筋痛症であろうが、グレーゾーンであろうが同じ治療をするのであれば、線維筋痛症とそのグレーゾーンの区別はほとんど意味がありません。意味があるのは学会発表や論文作成の時のみです。
 新しい診断基準はまだ定まっていませんので、現時点では1990年の診断基準を使用したほうがよいと思います。
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-17 19:44 | FMの診断

線維筋痛症のグレーゾーンにも同じ治療を

 線維筋痛症の有病率は先進国では約2%、グレーゾーンは約20%と推測されています。グレーゾーンにも線維筋痛症と同じ治療をしましょう。圧痛点が一つ足ないのみで線維筋痛症とは診断されず、ほったらかしにされる患者さんがいます。線維筋痛症のグレーゾーンにも同じ治療をした方がよいと思います。
 患者さんの中には線維筋痛症でなければ治療を希望されない人がいます。患者さんの価値観で自分の治療を任す医師を決めればよいと思います。
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-17 19:34 | FMの治療総論

県に圧力をかけましょう

 日本線維筋痛症学会のホームページには線維筋痛症を診る医療機関が掲載されていますが、線維筋痛症を診る医療機関がない県がいくつかあります。
 居住している県に線維筋痛症を診る医療機関がない場合、県の医療相談窓口に問い合わせましょう。①線維筋津症を診る医療機関を県が知っていることがあります。②県民から頻繁に線維筋痛症を診る医療機関を訪ねられると、県は何らかの対応をせざるを得なくなる可能性が高まります。
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-17 19:27 | FMの雑感

カルテには診断の証拠を残しましょう

 線維筋痛症の診断をした場合にはその根拠をカルテに残しましょう。痛みの範囲と、各痛みがいつから痛いかを記録しましょう。また、どこに圧痛点があったかもカルテに記録しましょう。指を伸展位にして触診をしたこともカルテに記録しましょう。それらがないと第三者による判定を受けた際、線維筋痛症と判定されない可能性があります。それらの記録なしで「線維筋痛症」という診断をつけると第三者の判定を受けた際に信用を失います。
 線維筋痛症のグレーゾーン患者は線維筋痛症患者の10倍以上います。線維筋痛症のグレーゾーン患者を線維筋痛症と診断することはやめてください。線維筋痛症に混乱が起こります。論文や、学会発表の際それは絶対にしないで下さい。自分の業績はあがるかもしれませんが、線維筋痛症に混乱が起こり周囲の者が迷惑します。
 ただし線維筋痛症のグレーゾーンに対する治療は線維筋痛症と同じ治療です。つまり、臨床の場では線維筋痛症とそのグレーゾーンを区別する意義はほとんどありません。
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-16 19:54 | FMの診断

圧痛点の診察方法

 圧痛点の診察時には通常母指(親指)を用いますが示指(人差し指)、中指でも構いません。ただし、母指のIP関節や示指や中指のPIP関節(共に最も端の関節)を伸展位にする必要があります。そして指の長軸に垂直に約4 kgの力を加えます。約4 kg/cm2ではなく、約4 kgです。そして、患者さんが「痛い」と行った場合が圧痛陽性です。もちろん圧痛点の診察を行う前に「痛い場合には痛いと言って下さい。」と説明する必要があります。触診の時間は約4秒、つまり1秒ごとに1kgずつ力を増やします。
指立て伏せのできない一般人は最も端の関節を伸展位にして、指の長軸に垂直に力を加えた場合、10kgの力を出す事は非常に困難です。それを考慮すれば約4kgはそれほど困難ではありません。約4kgは厳密に4kgである必要はありません。約4kgなのです。健常人であれば指の最も端の関節を伸展位にして、指の長軸に垂直に力を加えればたとえ全力で押さえても圧痛がある部位が11を超える事はありません。特に、首周囲の圧痛点では痛いのではなく気持ちがよくなります。
 大人が「痛い」というのは、「これ以上強い力で押さえないで下さい。これ以上の力で押さえるとあなたの手をはたくか、私が逃げます。」という警告です。
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-16 19:41 | FMの診断

未受診の患者より受診した患者の方が症状が強い

じょうご理論。一般人口の96人、リウマチ科の86人, pain medicineの80人,心身医学の69人と統合医学の58人。医療機関を受診している患者は一般人口の患者より疼痛の範囲が広く、身体症状が多く、抑うつ症状が強い。異なる臨床科を受診している患者間では疼痛の範囲、抑うつ症状、身体症状の程度には差がなかった。
A comparison of the clinical features of fibromyalgia syndrome in different settings.
Häuser W, Biewer W, Gesmann M, Kühn-Becker H, Petzke F, Wilmoswky HV, Langhorst J, Glaesmer H.
Eur J Pain. 2011 Jun 6. [Epub ahead of print]
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# by fibromyalgia11 | 2011-06-16 19:31 | FMの症状
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


by fibromyalgia11
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