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線維筋痛症には鑑別診断は存在しない

 1990年の分類基準を使用する限り、線維筋痛症には鑑別診断は存在しません。1990年の分類基準に「別の疾患が存在しても線維筋痛症は否定されない」という項目があるからです。
 線維筋痛症の診断基準を満たさない患者を線維筋痛症と診断することは許容されません。ただし、診断がつかない場合には、治療は線維筋痛症の治療と同一です。
 線維筋痛症の基準を満たすが、他の疾患を合併する場合、治療方法は3通りです。①両方の治療を当初から行う。②線維筋痛症の治療のみを行う。それでも他の疾患により起こったと推測される症状(痛みである場あるあるが、痛み以外の症状の場合もある)が残れば他の疾患の治療を追加する。③他の疾患の治療のみを行う。それでも痛みが残れば、線維筋痛症の治療を行う。
 線維筋痛症と糖尿病を合併していれば、両方の治療を当初から行います。
 線維筋痛症と治療が必要な甲状腺機能低下症を合併していれば、当初は甲状腺機能低下症の治療を行います。
 線維筋痛症とうつ病を合併していれば、通常線維筋痛症のみの治療を当初は行いますが、両方の治療を当初から行う場合やうつ病の治療のみを行う場合もあります。
 合併する疾患やその程度、線維筋痛症の程度によりその都度考えるしかありません。

 ただし、線維筋痛症がある場合、痛みを引き起こす別の疾患を見つけることは容易ではありません。完璧に診断することは不可能です。医師は神ではありません。 

by fibromyalgia11 | 2012-03-03 00:17 | FMの治療総論
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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