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脊髄損傷後神経障害性疼痛の大脳の変化


脊髄損傷(SCI)後に慢性神経障害性疼痛になった10人と10人の健常人がFDG-PET, T1-anatomical MRI and diffusion tensor imagingを受ける。健常人と比べると患者では、左背外側前頭前皮質の代謝と灰白質の容積が減少し,内側前頭前皮質の代謝減少と両側の前部(の)島皮質とsubgenual前帯状皮質の灰白質の容積減少も見られた。これらの脳の部位は感情と認知の過程により痛みの調節を行う。皮質脊髄路と視床皮質の一部としての、大脳脚を含む右内包pre-and post-central 白質, および前頭白質 の平均拡散(mean diffusivity:MD)の低下が患者で見られた。さらに, 前頭白質のMD値の低下は患者の内側前頭前皮質の代謝の低下と関連する。これらの結果は白質の変化は患者の痛み調節の異常や運動障害を暗示することを示す。
Brain Res. 2013 Oct 11. pii: S0006-8993(13)01370-X. doi: 10.1016/j.brainres.2013.10.007. [Epub ahead of print]
Cortical and white matter alterations in patients with neuropathic pain after spinal cord injury.
Yoon EJ, Kim YK, Ik Shin H, Lee Y, Kim SE.
Department of Nuclear Medicine, Seoul National University College of Medicine, 103 Daehak-ro, Jongno-gu, Seoul 110-799, Republic of Korea; Department of Nuclear Medicine, Seoul Metropolitan Government Seoul National University Boramae Medical Center, 20, Boramae-ro 5-gil, Dongjak-gu, Seoul 156-707, Republic of Korea.

 対照群が健常人であるため注意が必要です。脊髄損傷であるから脳に変化が起こったのか、脊髄損傷後神経障害性疼痛でるから脳に変化が起こったのかが不明です。神経障害性疼痛ではない脊髄損傷を対照群にすればいずれであるのかがわかります。

by fibromyalgia11 | 2013-10-20 17:27 | 神経障害性疼痛
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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