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ベンゾジアゼピン系抗不安薬は統合失調症患者の死亡率を高める

方法: ICD-9-で統合失調症と診断され2006年7月1日から2013年12月31日まで経過を観察された18,953人の患者(年齢18-5)の死亡診断書のデータを融合させたMedicaid 請求データを用い、後ろ向き縦断解析を行った。コックス比例ハザード解析を用いてBZD使用と関連した全原因の死亡の危険性を評価した; 人口統計学的データ、精神的および医学的合併症、およびその他の抗精神病薬を含む豊富な fixed andtime-varying交絡因子により補正した.結果:統合失調症と診断された18,953 人の患者の中で、13,741(72.5%)BZDを処方されず, 3,476(18.3%)は抗精神病薬なしでBZDが処方され, 1,736 (9.2%)は抗精神病薬とBZDを併用処方.豊富な人口統計的および臨床的変数で補正すると,抗精神病薬を処方されずBZDを処方された患者は死亡のハザードは208%高く(HR = 3.08; 95% CI, 2.63-3.61; P < .001)、抗精神病薬とBZDの併用処方患者では48%高い(HR = 1.48;95% CI, 1.15-1.91; P = .002). BZDを処方された患者は自殺と偶発的中毒による死亡の危険性が自然の原因よりも高い。まとめ:BZD使用は高範囲の交絡因子で補正後、統合失調症患者の死亡率を高める。

J Clin Psychiatry. 2016May;77(5):661-667.

Benzodiazepine use andrisk of mortality among patients with schizophrenia: a retrospectivelongitudinal study.

FontanellaCA1, Campo JV, PhillipsGS,Hiance-SteelesmithDL,SweeneyHA,Tam K, Lehrer D, Klein R, Hurst M.

  • 11670 Upham Dr, Columbus, OH 43210 Cynthia.Fontanella@osumc.edu.


by fibromyalgia11 | 2016-06-07 21:29 | 抗不安薬の常用量依存
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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