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カテゴリ:神経障害性疼痛( 43 )


地域における難治性神経障害性疼痛



5 つのUKの地域の10のgeneral practitioner practicesから無作為に選んだ1万人の成人に自己記入式のアンケートを送った。アンケートには慢性痛の同定および程度の関する質問, 痛みの原因, SF-12, EQ-5D, S-LANSS (Self-administered Leeds Assessment of Neuropathic Signs and Symptoms), PSEQ (Pain Self-Efficacy Questionnaire), neuropathic pain への投薬, および医療施設の利用を含む。international expertsのDelphi surveyによって同定された定義に基づく「難治性」の神経障害性疼痛の存在と特徴を調べた。完了したアンケートが4451人から返送され (反応率47%); 399人が"神経障害性疼痛の特徴を持った慢性痛" (S-LANSS陽性, 研究対象の8.9%); 215人 (53.9%)は 関連した既往あり("Possible neuropathic pain"); そして98人 (全慢性痛の4.5%)は少なくとも1つの神経障害性疼痛の薬 を内服("Treated possible neuropathic pain")。大部分の難治性の症例は著しく悪い身体的健康や精神的健康、痛みの自己効力感が低いこと、痛みの強さが強いこと、痛みに関連した障害、医療施設の使用頻度が高いことと関連する。
Pain. 2013 Jan 23. pii: S0304-3959(13)00004-3. doi: 10.1016/j.pain.2012.12.022. [Epub ahead of print]
Neuropathic pain in the community: More under-treated than refractory?
Torrance N, Ferguson JA, Afolabi E, Bennett MI, Serpell MG, Dunn KM, Smith BH.
Medical Research Institute, University of Dundee, Dundee, UK. Electronic address:

by fibromyalgia11 | 2013-03-16 16:56 | 神経障害性疼痛

Psychogenic pain alone exists in Japan

In Japan, besed on etiology of pain, pain is usually classified into nociceptive pain, neuropathic pain, and psychogenic pain. However, besed on etiology of pain, pain is usually classified into nociceptive pain and neuropathic pain in many countries except Japan. Japanese pain medicine is different from internationl standard medicine. Many patients with fibromyalgia or incomplete form of fibromyalgia are diagnosed with psychogenic pain and they cannot undergo a proper treatment. In Japan, patients with fibromyalgia or incomplete form of fibromyalgia suffer from the disorder and birthplace.

by fibromyalgia11 | 2013-03-14 22:10 | 神経障害性疼痛

癌患者における神経障害性疼痛治療のガイドライン


 ヨーロッパの癌患者の神経障害性疼痛の9つのClinical practice guidelines (CPGs)を比較。: すべてのCPGsにおいて, amitriptylinが第一選択。6つのガイドラインではgabapentinoidsも推薦。
Pain Pract. 2013 Jan 30. doi: 10.1111/papr.12036. [Epub ahead of print]
Treatment for Neuropathic Pain in Patients with Cancer: Comparative Analysis of Recommendations in National Clinical Practice Guidelines from European Countries.
Piano V, Verhagen S, Schalkwijk A, Hekster Y, Kress H, Lanteri-Minet M, Burgers J, Treede RD, Engels Y, Vissers K.
Department of Anesthesiology, Pain and Palliative Medicine, Radboud University Nijmegen Medical Centre, Nijmegen, The Netherlands; Department of Pain and Palliative Care, Nice University Medical Centre, Nice, France.

by fibromyalgia11 | 2013-02-02 16:56 | 神経障害性疼痛

持続術後痛における神経障害性疼痛、系統的総説


 持続術後痛(Persistent postsurgical pain:PPSP)はしばしば起こり、多くの手術合併症である。 神経損傷による神経障害性疼痛(neuropathic pain:NeuP)はPPSPの主要な原因としてしばしば提案されている。しかし、研究によりNeuPの評価には同一性を欠き、NeuPの有病率は手術により異なるようだ。PubMed, CENTRAL, およびEmbase databases で系統的に調べて11の異なる手術後のPPSP に関する281の研究を評価した。各手術におけるPPSPの有病率を調べた。最近出版されたNeuP probability grading systemによりNeuPの有病率を決めた。probable又は definite NeuPの有病率は胸部と乳部の手術後の持続痛患者に多く、各々66%と68%。そけいヘルニア修復術後のPPSP患者においては, NeuPの有病率は31%であり, THAやTKAでは6%。この結果は以下を示唆する: PPSP患者におけるNeuPの有病率は 手術により異なり、恐らく手術による医原性の神経損傷に基づく。研究による方法論的な差があるため、持続する術後のNeuPを評価するために同一の評価が必要.
Pain. 2013 Jan;154(1):95-102. doi: 10.1016/j.pain.2012.09.010.
The neuropathic component in persistent postsurgical pain: A systematic literature review.1請求
Haroutiunian S, Nikolajsen L, Finnerup NB, Jensen TS.
Danish Pain Research Center, Aarhus University Hospital, Aarhus, Denmark. Electronic address: simonh@ki.au.dk

by fibromyalgia11 | 2013-01-06 00:31 | 神経障害性疼痛

中枢性神経障害疼痛へのブプレノルフィン貼付剤(ノルスパンテープ)の有効性


ブプレノルフィン(レペタン、ノルスパンテープ)、ブプレノルフィン貼付剤(ノルスパンテープ)
53歳男性が脳出血により右片麻痺と半側感覚消失。3か月後右半身の定常的な灼熱痛。中枢痛症候群と診断され抗痙攣薬とTCAで治療。痛みは軽度改善したが、眠気で増量不能。経口opioids (morphine and hydrocodone with acetaminophen)で治療するが増量により認知機能障害。opioid rotationをした後morphineを transdermal fentanylに変更したが痛みは軽減せず、生活の質も改善せず。buprenorphine貼付剤を開始し、1週間ごとに増量。buprenorphine patch 60 μg/hを7日間ごとに貼ると痛みは劇的に改善。 自己報告のVASは平均で8/10から2/10以下に改善. 機能と自宅でできることは増加。Buprenorphineはμ-受容体とκ-δ 受容体の部分的な拮抗薬でありNMDA受容体を阻害し中枢性過敏に引き続く痛覚過敏を軽減する。
J Opioid Manag. 2012 Nov-Dec;8(6):414-5. doi: 10.5055/jom.2012.0141.
Transdermal buprenorphine controls central neuropathic pain.
Weiner M, Sarantopoulos C, Gordon E.
Department of Anesthesiology, Perioperative Medicine and Pain Management, University of Miami, Miami, Florida.

by fibromyalgia11 | 2012-12-30 22:53 | 神経障害性疼痛

神経障害性疼痛の危険因子


一般人口における神経障害性の特徴を持った慢性痛の有病率を調べるためモロッコの16の地域で世帯から無作為に選んで電話で調査。各地域で層化抽出法を採用。方法:慢性痛(少なくとも3か月毎日痛いと定義)の有無、痛みの強さ、痛みの期間、痛い部位を調べるアンケートを使用。モロッコ版のDN4アンケートを神経障害性の特徴を同定するために使用。結果: 研究は5,328人を対象。反応者の21% (1,074) (95%CI: 19,9-22,2),が3か月以上の慢性の毎日の痛みを報告。神経障害性の特徴を持った慢性痛の一時点の有病率は10.6% (95% CI: 9,75-11,45). 有病率は女性や60歳以上で多い。神経障害性の特徴を持った慢性痛は、女性、高齢者、読み書きのできない人、社会階層の低い人に有意に多い。それは下肢に多く、その強さや持続期間は神経障害性の特徴を持たない慢性痛よりも大きい。

Pain Med. 2012 Dec 13. doi: 10.1111/pme.12009. [Epub ahead of print]
Prevalence of Chronic Pain with Neuropathic Characteristics in the Moroccan General Population: A National Survey.
Harifi G, Amine M, Ait Ouazar M, Boujemaoui A, Ouilki I, Rekkab I, Belkhou A, El Bouchti I, Niamane R, El Hassani S.
Department of Rheumatology, Mohammed VI University Medical Center, Marrakech, Morocco.

by fibromyalgia11 | 2012-12-24 13:22 | 神経障害性疼痛

慢性痛、神経障害性疼痛の有病率、特徴

ブラジルで地域の人1597人にthe Douleur Neuropathique 4 Questions (DN4)のアンケートを行う。慢性痛(CP)の有病率は42%, そして10%は神経障害性疼痛の特徴を持った慢性痛(CP with neuropathic characteristics:CPNC). The results showed that 女性、30歳以上がCPの有病率が高くなる (P<0.001)、教育歴12年以上はCPの有病率が低くなる. CPNCの人の中でDN4の中であげられている感覚で最も多いものはピンや針で刺されている感覚である(87.9%). 頭部(36%)と肢(51%)の痛みが最も多い. 大部分の回答者は痛みを6か月と4年の間感じ, 毎日感じも者もいる (45%). 痛みの強さ, 痛みによって起こった障害, 悲しい気分CPNCに多い (P<0.001). 健康状態は大部分が正常であり, 50.9%は痛みの原因を知らず, 64.1%は薬を使用, そして7%のみが痛みの専門家を受診。治療に不満足な者は55%.

J Pain Symptom Manage. 2012 Aug;44(2):239-51.
Prevalence, characteristics, and factors associated with chronic pain with and without neuropathic characteristics in são luís, Brazil.
de Moraes Vieira EB, Garcia JB, da Silva AA, Mualem Araújo RL, Jansen RC.
Pain Research Group, Federal University of Maranhão, São Luís, Brazil.

by fibromyalgia11 | 2012-08-11 16:11 | 神経障害性疼痛

neuropathic pain(neuropathy)とneuralgiaの違い、三叉神経痛

neuropathic pain(neuropathy)とneuralgiaの違いについて述べます。まずneuropathic painとneuropathyの関係について述べます。様々な定義があり、厳密には少し異なるのですが、ここでは同じとします。国際疼痛学会はneuropathic pain(神経障害性疼痛)の定義を出しました。ここではそれとは少し異なりますが、「神経系の異常により起こった痛み」と定義します。つまり、neuropathic pain(神経障害性疼痛)とは痛みの原因の観点で定義された用語です。
 一方、neuralgiaとは特定の神経の支配領域に起こった痛みです。例えば坐骨神経痛(sciatica)とは坐骨神経痛領域に起こった痛みです。坐骨神経痛(sciatica)にはneuralgiaという用語は含まれていませんが、定義の観点からneuralgiaです。つまり、痛みの原因は何でもよいのです。坐骨神経領域全域に痛みがあれば当然坐骨神経痛です。問題は坐骨神経領域の一部にのみ痛みが起こった場合です。これを坐骨神経痛という場合と、そうとは言わない場合があります。坐骨神経領域に痛みがあるが、坐骨神経領域を超えた部位にも痛みがある場合には、坐骨神経痛と「・・・痛」が合併した痛みとは通常言いません。つまり、坐骨神経領域に痛みがあるが坐骨神経領域を超えた部位にも痛みがある場合には、通常坐骨神経痛とは言いません。坐骨神経痛とは症状名であるため頭痛や腹痛と同様の病名です。
 下肢痛があり病院を受診して坐骨神経痛という病名がつくのと、頭が痛くて病院を受診して頭痛という病名がつくことはほぼ同じ意義があります。後者の場合、患者さんは怒ると思いますが、前者の場合にはなぜか患者さんは怒りません。
 neuralgiaとは特定の神経の支配領域に起こった痛みと説明しましたが、三叉神経痛(trigeminal neuralgia)のみは例外です。三叉神経痛とは三叉神経(顔面から前頭部を支配する神経)領域の痛みではありません。三叉神経痛とは三叉神経領域に起こった突然起こる刺すような激痛を意味します。三叉神経領域に起こった持続的な痛みのみは三叉神経痛とは言いません。三叉神経領域に持続的な痛みがあり、その上に突然起こる刺すような激痛が加われば、非定型的三叉神経痛と言い、三叉神経痛に含まれます。この用語の使用方法は医師でも時々間違っています。
 問題は日本語訳です。neuralgiaは「神経痛」です。neuropathic pain(神経障害性疼痛)も「神経痛」と翻訳されることがあります。これにより「神経痛」が大混乱しています。医師ではない日本人は何となく「神経痛」と言う言葉を使用しています。この概念をあいまいなまま使用している医師も少なくありません。

by fibromyalgia11 | 2012-02-18 10:40 | 神経障害性疼痛

痛みの分類

 原因の観点から痛みは侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛に分類されます。正確に言えば、原因の観点から痛みは侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛、および両者の合併した痛みに分類されます。
 神経障害性疼痛は末梢性神経障害性疼痛、中枢性神経障害性疼痛、および両者の合併した神経障害性疼痛に分類されます。
 詳細は4月上旬に出版予定の「診断と治療」(痛みの診断と治療)に記載しています。

by fibromyalgia11 | 2012-02-18 00:38 | 神経障害性疼痛

痛みはガマンじゃ治りませんーファイザー、エーザイの宣伝ー

 2012年2月広島県と福岡県で神経障害性疼痛のキャンペーンが行われています。テレビのコマーシャル、新聞の全面広告、新聞のチラシです。
 リリカの販売促進を狙ったものですが、神経障害性疼痛の概念が広がることはよいことと思います。
 新聞のチラシを見ると同意できない点がいくつかかあります。痛みを「けが・炎症・刺激による痛み」、「神経の痛み」、「心理的な原因による痛み」の三つの分けています。それぞれ侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛(神経因性疼痛)、心因性疼痛に該当します。心因性疼痛単独があるかのごとき表現には賛同できません。日本医学では心因性疼痛単独が存在します。しかし、世界標準の医学では心因性疼痛単独は存在しません。私は「心因性疼痛単独は存在しない」という英語論文を書き、某英語雑誌に投稿しました。それに対して、「あなたの意見にはほとんどの痛みの専門家は賛成するだろう。」という理由で不採用になりました。あまりにも当たり前すぎて雑誌に掲載する価値がないという意味です。今回のキャンペーンで神経障害性疼痛の概念が広がることはよいことですが、「心理的な原因による痛み」の概念が広がることにより痛めつけられる人が多数出てしまいます。
実は、ファイザーやエーザーが今回配布しているパンフレットでは痛みを、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛の三つに分けています。この分類が広まることはまずいと思います。線維筋痛症は心因性疼痛にされてしまいがちだからです。テレビでの痛みの分類と、パンフレットでの痛みの分類が異なることはまずいと思います。
 神経障害性疼痛の代表疾患に、坐骨神経痛、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛が上げられています。これには注意が必要です。坐骨神経痛は症状の観点でつけれれた病名です。原因は何でもよいので坐骨神経領域の痛みを全て坐骨神経痛と言います。坐骨神経の支配領域すべてに痛みがあれば何も問題はありませんが、坐骨神経領域の一部のみが痛い場合は坐骨神経痛という場合と、そうとは言わない場合があります。一定の神経の支配する範囲に痛みがある状態をneuralgiaと言います。
 一方、糖尿病性神経障害、帯状疱疹後神経痛には痛みの範囲の概念はありません。痛みの原因の観点から定義された病名です。つまりneuropathic painあるはneuropathyの概念です。糖尿病性神経障害はdiabetic neuropathyですが、帯状疱疹後神経痛はpostherpetic neuralgiaと言います。帯状疱疹後神経痛は痛みの範囲ではなく痛みの原因の観点で定義された用語なのでneuropathic painあるはneuropathyと言う用語を用いることが自然なのですが、neuralgiaという用語を用います。罹患した神経の支配領域に限定して痛みが起こるためにneuralgiaという用語が使用されたのかもしれません。いずれにせよ、痛みの範囲の観点で定義された用語と痛みの原因の観点で定義された用語を一緒に使用することは混乱を招きます。

by fibromyalgia11 | 2012-02-12 14:14 | 神経障害性疼痛
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世界標準の線維筋痛症を専門家が説明します


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